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SBK第6戦モンツァ決勝 ハガ殿、モンツァを制す
インテリマーク編集部
2007年5月15日

5月13日に行われたSBK(世界スーパバイク選手権)第6ラウンドのモンツァ戦には、今年も熱狂的なイタリアのロードレースファンが大勢詰めかけており、レースウイークの3日間を通しての観客動員数は約10万8千人を記録している。
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前日までの2日間の予選と同様に、この日の正午からのレース1と15時30分から行われたレース2の両レースは若干雲はあったものの好天に恵まれ、今年も多くの観客の期待を裏切る事なくモンツァ独特のミスが一切許されない熾烈な高速バトルが繰り広げられた。
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ここでは、モンツァで行われたSBKのレース1とレース2の内容、および主要ライダーのコメントなどを紹介する。
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■中冨選手は怪我のため欠場

なお、今回のレースには、前日の第2予選終盤に他のライダーに衝突されて足の指を骨折したチームYZFヤマハの中冨伸一選手は出場していない。中冨選手は次戦となるイギリスのシルバーストーン戦から復帰の予定だ。
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(レースウイーク中の予選やスーパーポールの状況、およびスターティング・グリッドについてはこちらの記事を参照


■各ライダーが緊張して飛び込むモンツァの第1シケイン

モンツァサーキットには高速メインストレートの終端に毎年なんらかのアクシデントが起きる狭くて切り返しのタイトな第1シケインが有り、スタートを成功させて上位のポジションからこのシケインを抜ける事が、レースの勝利を狙う上での第1関門とされている。
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このため、前日までの予選とスーパーポールでは、各ライダーが必死に1列目からのスターティング・グリッドを奪い合ったが、この日の18周回のレースに向けて、ポールポジションを獲得したのはヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手だった。

ちなみに昨年のレース1ではオープニング直後にこのシケインで多重クラッシュが発生し、後方グリッドからの好スタートを決めていた当時SBK2年目だったノリックこと阿部典史選手がそれに巻き込まれてリタイアしている。


■レース1
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レース1がスタートする正午のモンツァサーキットの気温は26度、路面温度は36度、湿度は57%だった。主要ライダーの殆どが路面温度の上昇を予測してリアにハードタイヤを選ぶ中、ポイントリーダーのジェームス・トスランドだけはミディアムを装着。

■ホールショットはビアッジ

シグナルが消えて一斉に各ライダーが加速する中、狭い第1シケインの入り口にトップのポジションから飛び込んだのは、3番グリッドからスタートしたアルスター・スズキのマックス・ビアッジだった。
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■芳賀選手とベイリスがポジションを後退

ポールポジションからスタートしたヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手と、2番グリッドスタートのドゥカティーのトロイ・ベイリスは、やや外側からシケインの進入に向かったものの後続のライダーに取り囲まれて6番手から8番手付近にまで順位を後退している。

■速度を殺しきれずにシケインを横切るランチ

ここであわや大事故というハプニングが発生する。3列目12番グリッドからの好スタートを見せたドゥカティーのロレンツォ・ランチは激しい加速で第1シケインに向かうとブレーキ操作に入ったが、同じく3列目からスタートしたテンケイト・ホンダのロベルト・ロルフォと危うく接触しそうになり、慌ててブレーキレバーの手を緩めた。この事からランチは速度を落としきれなくなり、前方のライダーとの衝突を縫うように避けてシケインの中に飛び出すと、そのままシケインを通過中の多くのライダーの目の前を突っ切るように反対側の草むらまでコースを横断した。
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■目の前を横切るランチと接触すれすれのビアッジ

幸いランチは誰とも接触する事はなかったが、シケイン内側をトップで通過していたビアッジや、外側から接近していた他のライダーたちとの接触事故が無かったのはまさに幸運だったと言えるだろう。

団子状態のシケインを最初に無事に通過したのは、地元イタリア人のロルフォ、アルスター・スズキの加賀山選手、地元で声援の絶えない人気のビアッジ、テンケイト・ホンダのジェームス・トスランドだった。ヤマハ・イタリアのトロイ・コーサーやカワサキのレジス・ラコーニ、シケイン内で足止めを食らった芳賀選手とベイリスらがそれに続く。

■トスランドが序盤をリード
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2ラップ目に入るととロルフォをチームメイトのトスランドが交わしてトップに立ち、順位は先頭からトスランド、2番手にロルフォ、3番手に加賀山選手、4番手にビアッジ、5番手にコーサー、6番手に芳賀選手、7番手にカワサキのレジス・ラコーニ、8番手にはベイリスが続いた。

■怒濤の追い上げを開始する芳賀選手

ここから芳賀選手は怒濤の追い上げを開始し、ファーステストを記録しながら前を行くコーサー、ビアッジ、加賀山選手の3名を次々を交わすと、3ラップ目のバックストレートではロルフォに並びかけて2番手に浮上したが、最終コーナー入り口では食い下がるロルフォにインを奪われて3番手のポジションから4ラップ目を開始。
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トスランドが先頭で逃げる中、4ラップ目の第1シケインで芳賀選手はロルフォから前を奪うと再び2番手につけ、ここでもファーステストを記録しながら前を走るトスランドとの差を一気に削り取った。
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■トップ争いはトスランドと芳賀選手の2台に

5ラップ目に入るとトップ争いはトスランドと芳賀選手の2台による接近戦のバトルとなり、高速コーナーでトスランドは必死に芳賀選手との差を広げようとするが、低速コーナーでは芳賀選手がトスランドの真後ろにつけるという光景が繰り返される。芳賀選手の背後にはトスランドのチームメイトのロルフォが3番手のポジションからトップ2名の争う隙をうかがうように走行している。

■激しくポジションを奪い合う芳賀選手とトスランド

低速コーナー進入のブレーキング競争で芳賀選手はついにトップに立つが、その直後にマシンはバランスを崩して激しくリアが暴れ、その隙をついて前に出たトスランドが再び先頭に立って最終コーナーを通り抜けた。

後方ではベイリスが加賀山選手から6番手を奪い、上位ライダーの順位は先頭からトスランド、2番手に芳賀選手、3番手にロルフォ、4番手にビアッジ、5番手にコーサー、6番手にベイリス、7番手に加賀山選手。
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■シケインでは毎回接触すれすれの2台

6ラップ目の第1シケイン、先頭のトスランドと芳賀選手は並びながらブレーキングを遅らせてコーナーに進入し、決して前を譲らないイン側のトスランドに芳賀選手は軽く接触。諦めた芳賀選手はトスランドの背後につけて再び追撃を開始。

続く高速ストレート中盤の左コーナーで芳賀選手はトスランドの横につけると、そのままインを奪ってトップに立ったが、最終コーナーではトスランドが芳賀選手のインを奪って再び先頭に立ちメインストレートを加速。
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7ラップ目の1コーナーのブレーキングでもトスランドは芳賀選手を抑え、先頭のポジションのまま激しい加速を見せるが、続く高速左コーナーで芳賀選手は再びトスランドからインを奪うと、今度は最終コーナーでもトスランドに交わされる事なくメインストレートに先頭のポジションのまま戻ってきた。

8ラップ目の最終コーナーでトスランドは芳賀選手に並びかけ、またもトップに浮上するが、9ラップ目のメインストレートでの加速は芳賀選手が勝り、第1シケインに最初に飛び込んだのは芳賀選手の方だ。

■コーサーがオーバーラン
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ここでビアッジを交わして4番手に浮上していたコーサーは、コース中間付近のコーナーでオーバーランするミスを喫して6番手に後退し、続いて加賀山選手にも交わされて7番手にポジションを落とした。この時の順位は先頭から芳賀選手、2番手にトスランド、3番手にロルフォ、4番手にビアッジ、5番手にベイリス、やや遅れて6番手の加賀山選手と7番手のコーサー。
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■タイヤが終わりペースを維持できなくなるトスランド

10ラップ目、先頭集団は5台の長い1列となり、トップの芳賀選手と2番手のトスランドはシケインの進入で意地の張り合いのようなブレーキングを繰り返すが、12ラップ目を過ぎたあたりからトスランドは芳賀選手のペースについていくのが苦しい様子を見せ始める。
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■独走体制に入る芳賀選手

先頭の芳賀選手が2番手のトスランドとの差を0.5秒まで開いた13ラップ目、トスランドの背後に迫る3番手のロルフォの3秒後方では、ベイリスとビアッジが4番手を争い激しく順位を入れ替えている。ビアッジは14ラップ目にはファーステストを記録し、ベイリスを交わして先頭の3台との距離を順調に縮めていった。
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■地元での初表彰台を狙うロルフォが2番手に

15ラップ目のメインストレート、リアタイヤが完全に消耗してペースの上がらなくなったトスランドの前をチームメイトのロルフォが奪い、トスランドは3番手に後退。2番手に浮上したロルフォはSBK参戦以来初となる表彰台を目指して加速。

■ビアッジはブレーキングをミスしてハイサイド寸前

写真トップの芳賀選手が2番手のロルフォとの差を2.3秒まで開いた16ラップ目、ロルフォの1秒後方まで下がった3番手のトスランドの追撃態勢に入っていたビアッジは、第1シケインであわやハイサイドというミスを犯し、4番手となったベイリスの3秒後方の5番手にまで大きくポジションを落とした。

単独トップを行く芳賀選手は、タイヤを激しく滑らしながら各コーナーを通過するが、全くペースを落とす様子はなく、後続のライダーとの差は大きく広がっていく。

この周回に11番手を走行していたカワサキのラコーニはマシントラブルに見舞われてピットイン。そのままレース1をリタイアしている。

■ストレートが真っ直ぐ走れなくなり蛇行するトスランド

残り2周の17ラップ目、極端にペースの落ちたトスランドの真後ろにつけたベイリスは、タイヤの中央が消耗して苦しみストレートを蛇行するトスランドを交わして表彰台圏内の3番手に浮上。さらにトスランドはそこから3秒後方だったビアッジにも続け様に交わされて一気に5番手に転落した。ビアッジは4番手に順位を挽回。
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後続のライダーたちを完全に引き離し、単独トップ走行となった芳賀選手が勝利を確信した最終ラップ、同じく地元でのSBK初表彰台を確信して2番手を走行していたロベルト・ロルフォに不幸が訪れる。

■2位表彰台を目前にマシンのフロントカウルを殴るロルフォ

エンジンをレース前に新しいものに交換したばかりだというロルフォのマシンはガス欠を起こし、絶望のロルフォは惰性で走行を続けていたが、チェッカーを目前にマシンは完全に停止した。停止寸前にロルフォは悔しさから拳を振り上げ、フロントカウルを何度も殴りつけた。


■芳賀選手が今期2度目の勝利
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背後に誰もいなくなった事に気がついたヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手は、最終コーナー手前でペースを落とすと左手を高々と上げ、そのまま余裕でチェッカーを受けてドニントンに続く今期2度目の勝利を手にした。
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ドゥカティーのトロイ・ベイリスは芳賀選手から約8秒遅れてコントロールラインを抜け、ロルフォの脱落により2位を獲得。さらに1.3秒後にはアルスター・スズキのマックス・ビアッジが表彰台圏内の3位でチェッカーを受けた。レース前半をリードしたテンケイト・ホンダのジェームス・トスランドは4位となっている。

■モンツァにバカ殿
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芳賀選手はヒョウ柄のマントに身を包みバカ殿の覆面をして表彰台に登場。イタリアの10万人のファンを驚かせた。


以下に、SBKモンツァ戦レース1の全走行結果を示す。
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1) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 32分04秒428(18周)
2) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 F07 32分12秒831(18周)
3) マックス・ビアッジ ITA チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 32分14秒131(18周)
4) ジェームス・トスランド GBR ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分18秒015(18周)
5) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 32分19秒326(18周)
6) 加賀山就臣 JPN チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 32分19秒382(18周)
7) ロレンツォ・ランチ ITA ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 F07 32分23秒945(18周)
8) ミッシェル・ファブリツィオ ITA D.F.X.コルセ Honda CBR 1000RR 32分28秒548(18周)
9) カール・マガリッジ AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分29秒110(18周)
10) マックス・ノイキルヒナー GER スズキ・ジャーマニー Suzuki GSX-R 1000 K6 32分33秒625(18周)
11) ジョシュア・ブルックス AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分37秒082(18周)
12) ルーベン・ザウス ESP チーム・ステリルガルダ Ducati 999 F06 32分38秒482(18周)
13) マルコ・ボルチアーニ ITA チーム・ステリルガルダ Ducati 999 F06 32分41秒814(18周)
14) アレッサンドロ・ポリータ ITA チェラーニ・チーム・スズキ・イタリア Suzuki GSX-R 1000 K6 32分42秒132(18周)
15) ヤコブ・シュムルツ CZE チーム・カラッチ・ドゥカティ・SC Ducati 999 F05 32分45秒805(18周)
16) スティーブ・マーチン AUS D.F.X.コルセ Honda CBR 1000RR 32分47秒158(18周)
17) マウロ・サンチーニ ITA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 33分03秒524(18周)
-) ロベルト・ロルフォ ITA ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 30分21秒525(17周)
-) レジス・ラコーニ FRA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 27分06秒036(15周)
-) ルカ・モレリ ITA チーム・ペデルチーニ Ducati 999 RS 22分20秒453(12周)
-) ロベルティーノ・ピエトリ ITA Team Giesse Yamaha YZF R1 22分44秒019(12周)
-) Marek Svoboda CZE ヤマハ・Jr・プロ・SBK・レーシング Yamaha YZF R1 20分40秒232(11周)
-) ディーン・エリソン GBR チーム・ペデルチーニ Ducati 999 RS 15分36秒218(8周)
-) フォンシ・ニエト ESP カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 12分56秒564(7周)

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■レース2

レース2がスタートする15時30分のモンツァサーキットの気温は28度、路面温度は44度、湿度は40%。レース1でのタイヤ選択に失敗したトスランドは、レース2に向けてはハードタイヤに履き替えている。
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■誰にも届かなかったランチの訴え

なお、スタートのシグナルが消える寸前にマシンの電気系トラブルを抱えた3列目12番グリッドのロレンツォ・ランチは手を挙げてスタートの中断を求めたが、この訴えは誰にも気がつかれる事なくシグナルは消え、レースはそのままスタートした。この結果、ランチはピットスタートの願いも叶わずレース2への参加を断念している。

■オープニングラップを制したのはトスランド

レース2のオープニングラップ、多くのライダーが第1シケインでコースアウトをする中、好スタートを決めたのは2列目スタートのトスランドとラコーニ、3列目からスタートしたアルト・エボリューション・ホンダのジョシュア・ブルックスの3台だった。コーサー、ロルフォ、ビアッジ、芳賀選手、加賀山選手、ベイリスがそれに続く。
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■レース2でも芳賀選手はハイペースの追い上げ

ブルックスが6番手に後退した2ラップ目、先頭を行くトスランドの後ろではロルフォがラコーニを交わして2番手に浮上し、3番手となったラコーニの背後には芳賀選手とコーサーの2台が迫る。

3ラップ目に芳賀選手はラコーニを交わして3番手に浮上。この時の順位は先頭からトスランド、2番手にロルフォ、3番手に芳賀選手、4番手にラコーニ、5番手にコーサー、6番手にブルックス、7番手にビアッジ、8番手にベイリスがつけ、9番手には加賀山選手が続いた。

■トスランドとの距離を一気に削り落とす芳賀選手
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4ラップ目までに芳賀選手はさらにロルフォも交わして2番手につけ、1.5秒先のトップを行くトスランドの追撃態勢に入る。なお、先頭集団のペースについていけないブルックスはビアッジとベイリスに交わされて8番手に、ラコーニもコーサーとビアッジ、ベイリスに次々と交わされて7番手に後退した。
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5ラップ目に加賀山選手はブルックスを交わして8番手に。

6ラップ目までに芳賀選手はレース2でもファーステストを記録し、逃げるトスランドとの差を0.5秒まで一気に縮めた。3番手のロルフォは芳賀選手からすでに2秒引き離されている。
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■芳賀選手がトップに

7ラップ目に芳賀選手はトスランドの真後ろに迫り、逃げ切れないトスランドのインを最終コーナーで奪うと、そのままトップに躍り出てメインストレートを加速。同じ頃、3番手を走行していたロルフォが最終コーナーでコーサーとビアッジに交わされて5番手に後退したが、メインストレートの加速で再び2台を交わして3番手に復帰。
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8ラップ目には芳賀選手とトスランドの2台が抜け出して第1集団となり、その後続のロルフォ、ビアッジ、コーサーの3台にやや遅れていたベイリスが追いつき第2集団は4台体制となった。ビアッジは左コーナーの進入でロルフォのインを奪って3番手に浮上。
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■激しく3位を争う第2集団

表彰台圏内を奪い合う第2集団の順位は周回毎に目まぐるしく変動し、9ラップ目の1コーナーではコーサーがロルフォとビアッジを交わして3番手となり、その最終コーナーではロルフォがビアッジとコーサーを交わして3番手を取り返し、10ラップ目の1コーナーではビアッジがコーサーとロルフォを抑えて再び3番手に浮上した。
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■コーサーが第2集団から脱落

レース2でもリアが暴れてマシンの安定しないコーサーは、3番手のビアッジと4番手のロルフォから徐々に離され始め、その背後で様子をうかがっていたベイリスにも交わされて6番手に後退。
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■芳賀選手は余裕の単独走行

先頭の芳賀選手はファーステストを記録しながら13ラップ目には2番手のトスランドを1.6秒引き離し、第2集団のビアッジ、ロルフォ、ベイリスの3台はトスランドの4秒後方まで接近している。また、12ラップ目から極端にペースを落としたコーサーは第2集団の3秒後方にまで下がった。
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■トスランドの背後に迫るイタリア人バトル

14ラップ目に入るとロルフォがビアッジから3番手を奪い返そうと必死に並びかけるが、ブレーキング競争で最初にコーナーに進入するのはビアッジの方だ。地元の新旧イタリア人の2名はコーナーごとに激しく前を奪い合ったが、15ラップ目に入るとビアッジがロルフォを再び引き離しにかかった。第2集団から抜け出したいビアッジの3秒前方には2番手を行くトスランドが見え隠れする。

■イタリアンバトルに割って入るベイリス

16ラップ目、ロルフォは再度並びかけたビアッジと、後方につけていたベイリスの2台に連続して交わされて5番手に後退。

芳賀選手がトスランドを4秒以上引き離した17ラップ目、トスランドの背後にビアッジ、ベイリス、ロルフォの3台が接近し、最終ラップを目前にトスランドは第2集団に飲み込まれた。最終コーナーでベイリスはビアッジを交わして3番手に浮上。
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■必死に逃げるトスランドの背後にはビアッジ

最終ラップ、芳賀選手がダブルウインを確信して余裕で走り抜けた後のメインストレート、2位のポジションを残り1周の間はキープしたいトスランドが必死に逃げながら第1シケインに飛び込み、それを3番手のベイリス、4番手のビアッジ、5番手のロルフォが追う。シケインのブレーキングでビアッジはベイリスから3番手のポジションを奪うと、そのまま2番手を行くトスランドの背後に迫った。

■無茶を承知で飛び込んだ最後のシケイン
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トップスピードが他のマシンと比較して今週は出ていないスズキのマシンでは、早めにトスランドの前に出なければ最終コーナー前のストレート加速で他のマシンに抜かれると踏んだビアッジは、トスランドを交わして2番手に浮上すると、第3シケインに誰よりもブレーキを遅らせて飛び込んだ。

■ビアッジはクラッチペダルを失ったまま最終コーナーへ
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ここで勢いの余ったビアッジはシケインの縁石に乗り上げてしまい、マシンを激しく左右に揺らしながらも転倒は免れて慌ててコースに戻ったが、この時にベイリスの左側面に衝突してクラッチペダルを破損してしまう。ビアッジはそのままトスランドやベイリス、および写真ロルフォと団子状態になって最終コーナーに向かって加速したが、速度を落とす際になって初めてクラッチペダルがない事に気がつき、曲がり切れずに縁石の上でコーナリングを行う羽目になった。

■トスランドはベイリスを抑えて2番手に

ビアッジがあわや転倒という危険なコーナリングを行う中、その横を通り過ぎるトスランドがベイリスを抑えて再び2番手に浮上しながらメインストレートに向かう。ビアッジも運良くメインストレートに辿り着いたが、トスランド、ベイリス、ロルフォに交わされて順位は5番手に後退した。


■芳賀選手が余裕のダブルウインを達成
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ヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手が余裕のダブルウインを決めてウイニングランを開始した約3秒後方で、熾烈な2位争いを制したのはテンケイト・ホンダのジェームス・トスランドだった。僅差の3位でチェッカーを受けたベイリスはレース1に引き続き表彰台を獲得。
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トスランドのチームメイトのロベルト・ロルフォは地元のイタリアでSBK自己最高位となる4位を獲得し、最終ラップ後半でポジションを落としたアルスター・スズキのマックス・ビアッジはそのまま5位のポジションでコントロールラインを抜けた。
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■トスランド「芳賀は何を食ってきたんだ?」

自信を持って挑んだモンツァで全く芳賀選手に歯が立たなかったポイントリーダーのトスランドはレース後に「芳賀は今日はいったい何を食べてきたのか知らないが、できたら少し分けて欲しい」と語った。
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以下にSBKモンツァ戦レース2の全走行結果を示す。
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1) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 32分05秒318(18周)
2) ジェームス・トスランド GBR ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分08秒009(18周)
3) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 F07 32分08秒159(18周)
4) ロベルト・ロルフォ ITA ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分08秒506(18周)
5) マックス・ビアッジ ITA チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 32分08秒869(18周)
6) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア Yamaha YZF R1 32分18秒352(18周)
7) 加賀山就臣 JPN チーム・アルスター・スズキ・コロナ・エクストラ Suzuki GSX-R 1000 K7 32分22秒564(18周)
8) レジス・ラコーニ FRA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 32分23秒728(18周)
9) カール・マガリッジ AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 32分34秒335(18周)
10) ヤコブ・シュムルツ CZE チーム・カラッチ・ドゥカティ・SC Ducati 999 F05 32分35秒004(18周)
11) ミッシェル・ファブリツィオ ITA D.F.X.コルセ Honda CBR 1000RR 32分35秒689(18周)
12) マックス・ノイキルヒナー GER スズキ・ジャーマニー Suzuki GSX-R 1000 K6 32分37秒300(18周)
13) ルーベン・ザウス ESP チーム・ステリルガルダ Ducati 999 F06 32分37秒483(18周)
14) ロベルティーノ・ピエトリ ITA Team Giesse Yamaha YZF R1 33分37秒610(18周)
15) ディーン・エリソン GBR チーム・ペデルチーニ Ducati 999 RS 33分47秒158(18周)
-) マルコ・ボルチアーニ ITA チーム・ステリルガルダ Ducati 999 F06 27分40秒436(15周)
-) スティーブ・マーチン AUS D.F.X.コルセ Honda CBR 1000RR 20分06秒447(11周)
-) ジョシュア・ブルックス AUS アルト・エボルーション・ホンダ Honda CBR 1000RR 16分54秒474(9周)
-) マウロ・サンチーニ ITA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 13分16秒754(7周)
-) アレッサンドロ・ポリータ ITA チェラーニ・チーム・スズキ・イタリア Suzuki GSX-R 1000 K6 9分56秒919(5周)
-) Marek Svoboda CZE ヤマハ・Jr・プロ・SBK・レーシング Yamaha YZF R1 2分01秒249(1周)
-) フォンシ・ニエト ESP カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 2分05秒695(1周)
-) ロレンツォ・ランチ ITA ドゥカティ・ゼッロクス・チーム Ducati 999 F07 -分-秒-(0周)
欠場) ルカ・モレリ ITA チーム・ペデルチーニ Ducati 999 RS -分-秒-(0周)



■SBKモンツァ戦終了時点のポイントランキング

以下に、モンツァでのレース2終了時点のポイントランキングを示す。
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1) ジェームス・トスランド [GBR] [ホンダ] 229
2) 芳賀紀行 [JPN] [ヤマハ] 194
3) マックス・ビアッジ [ITA] [スズキ] 191
4) トロイ・ベイリス [AUS] [ドゥカティ] 164
5) トロイ・コーサー [AUS] [ヤマハ] 135
6) ロレンツォ・ランチ [ITA] [ドゥカティ] 107
7) ルーベン・ザウス [ESP] [ドゥカティ] 106
8) マックス・ノイキルヒナー [GER] [スズキ]  81
9) ロベルト・ロルフォ [ITA] [ホンダ]  77
10) 加賀山就臣 [JPN] [スズキ]  60
11) ミッシェル・ファブリツィオ [ITA] [ホンダ]  59
12) レジス・ラコーニ [FRA] [カワサキ]  51
13) フォンシ・ニエト [ESP] [カワサキ]  46
14) ヤコブ・シュムルツ [CZE] [ドゥカティ]  44
15) ジョシュア・ブルックス [AUS] [ホンダ]  40
16) カール・マガリッジ [AUS] [ホンダ]  28
17) 中冨伸一 [JPN] [ヤマハ]  19
18) スティーブ・マーチン [AUS] [ホンダ]  14
19) ジョバンニ・ブッセイ [ITA] [ドゥカティ]  11
20) アレッサンドロ・ポリータ [ITA] [スズキ]  8
21) ディーン・エリソン [GBR] [ドゥカティ]  5
22) マルコ・ボルチアーニ [ITA] [ドゥカティ]  3
23) ロベルティーノ・ピエトリ [ITA] [ヤマハ]  2
24) ルカ・モレリ [ITA] [ドゥカティ]  2
25) Carmelo Morales [ESP] [ヤマハ]  2
26) Marek Svoboda [CZE] [ヤマハ]  2


今回ダブルウインを達成した芳賀選手はビアッジを3ポイント上回り、ポイントリーダーのトスランドから35ポイント差のランキング2位に浮上している。


■各ライダーのコメント

以下に、SBKモンツァ戦での主要ライダーのコメントを紹介する。

●芳賀紀行(RACE1:優勝、RACE2:優勝)
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今日は完璧でした。最後まで絶好調のレースウイークになりました。スーパーポールを獲得して、さらに両方のレースに勝って、おまけにレース2ではコースレコードも記録しましたからね。

今週はバイクの感触が良かったのでセッティングに大きな変更を何も加えてはいませんが、これは自分では珍しい事なんです。だから今回はエンジンまわりの作業に集中してここの高速サーキットに備えたんですが、その効果は何よりも結果が証明しています。

チームとヤマハ、それにサンタンデルと他の全てのスポンサー、およびこの勝利を導くために全力で頑張ってくれた関係者の全員に感謝の気持ちを伝えたいです。チームのホームレースでダブルウインを達成できて本当に良かったし、ここでは一度も勝った事がなかっただけに余計に嬉しくなります。


●トロイ・ベイリス(RACE1:2位、RACE2:3位)

今日はすごく激しい戦いの1日でした。見事な走りで表彰台まで辿り着いた全員に敬意を表したいと思います。
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レース2ではスタートがあまりうまくいかなくて、レース序盤には大変な追い上げを強いられました。自己ベストをレースの後半に記録しましたが、何よりも今日は表彰台に2回乗れた事だけで十分に満足です。正直、今回表彰台はかなり難しいだろうと思っていましたからね。

バイクは去年と全く同じですが、セッティングの調整だけでほとんど0.7秒近くタイムを縮める事に成功したのが今回の唯一良かったと言える点です。ただ、それ以外には何も今の自分たちにできる事はありませんよ。

最終ラップでは実に色んな事が起きましたが、レース終盤にはかなりいい走りができるようになっていました。ジェームスを追い抜いたマックスがシケイン出口で大きく暴れていたので自分はうまくジェームスの前に出ることができたんですが、その後のParabolica(最終コーナー)でフロントを失いかけて大回りをしてしまい、ジェームスが自分を抜き返すのに十分な隙を与えてしまいました。ただ、それでも今日は表彰台に2回乗れただけで本当に満足です。


●ジェームス・トスランド(RACE1:4位、RACE2:2位)

レース1ではより硬いCタイプではなくBタイプのタイヤを選んだんですが、タイヤの中央付近が消耗してしまいました。ミディアムを選んだのはギャンブルでしたが、これが全くだめで残り5周の段階でタイヤは終わってしまい、集団について行く事ができなくなりました。
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ストレートで波打ちながら後退したのは、なんとかタイヤの一番中心を使って楽に走る事ができないか試したからです。まあ、自分たちで行ったタイヤ選択の結果ですから、これに文句は言えませんね。

レース2ではノリユキ(芳賀選手)についていくのに必死でした。いったい今日は彼が何を食べてきたのか不思議ですが、それが何だろうと少し分けて欲しいですよ!

タイヤはレース1の時よりも硬いものに変えましたが、それに合ういいセッティングがなかったんです。最終ラップはすごく激しい戦いになりましたが、優勝はできなかったにしても、トロイを最後に抑えてアッセンの時の借りを返せたのは正直気分が良かったですよ!とにかくすごいレースでした。


●マックス・ビアッジ(RACE1:3位、RACE2:5位)

レース1では表彰台を獲得しましたが、それでも今日はちょっとフラストレーションが溜まる結果でしたね。
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他のトップ集団のライダーたちと比べて、今日のバイクは力がちょっと足りない感じがしました。加速でなかなか前に出れなくて追い抜きが難しい状態でしたからブレーキングとコーナリングで挽回したんですが、ストレートになるとまわりから交わされていくのを黙って見ている他ありませんでした。

レース1では2位のポジションを追いかけている時に第1シケインを曲がりきれずにロックして、ほとんどマシンを制御できない状態になりましたが、なんとか振り落とされずにそのまま走り続ける事ができました。ポジションはキープできなくなりましたけどね。

レースの終盤には前を走っていた2名がトラブルを抱えてスローダウンするという少しの運に恵まれて、最後には3位を獲得する事ができました。

写真レース2にはバイクのセッティングを何も変えずに挑みました。スタートを成功させる事だけに集中して、その後はレースの終盤までだいたい自分の計画通りに進んでいたと思います。

Ascari(バックストレート中盤のシケイン)を集団のトップで抜けない限りまわりのライダーに抜かれてしまう事は分かっていたので、ものすごく激しく攻めたんですが、その出口でオーバーランをしてしまい、慌ててコースに戻ったらベイリスと接触しました。

この衝撃でクラッチとステップ(足のせ)がダメージを受けていたんですが、その時にはまだ知らなかったんです。最終コーナーのParabolicaへの進入でブレーキを遅らせて、いざハードブレーキングという時に、やっとクラッチペダルが無い事に気がつきました!

縁石に乗り上げてハイサイド寸前の状態でしたが、そのままなんとかコントロールを失わずに走り続ける事ができました。ただ、そこでトスランドとベイリス、それにロルフォに交わされてしまい、もう1回の表彰台のチャンスは消えてしまいました。

モンツァは自分にとって素晴らしい経験になりましたし、ものすごい数の観客に囲まれて素晴らしい週末を過ごす事ができました。すごく多くの人から写真やサインをここでは求められたので、喜んで自分の時間の許す限りたくさんのサインをしました。レースファンのためになるなら本当に嬉しいです。


●ロベルト・ロルフォ(RACE1:DNF、RACE2:4位)

レース1はものすごく好調でした。あと1周さえ走り切れたら完璧だったのに!
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このレースウイークを通して今回のモンツァではバイクの感触がとても良かったです。アッセンのレースが終わった後にセッティングを変えたんですが、おかげでバイクが自分のライディング・スタイルにかなり合うようになりました。

レース1はスタートからすごくうまくいったんですが、終わりがだめでしたね。

レース2でもスタートがうまくいって、ベイリスやコーサー、それにビアッジとのバトルを楽しむ事ができました。周回毎に何度もポジションを入れ替えながら争いましたが、先頭集団でレースを戦えるのは本当に素晴らしいです。

自分の希望通りのセッティングになるように全てを頑張って調整してくれたチームに感謝したいです。自分に合った正しいセッティングを見つける事ができたと思うので、次のレースも待ちきれません。


●トロイ・コーサー(RACE1:5位、RACE2:6位)

今週はすごく大変なレースウイークでした。何も思い通りに進める事ができていません。芳賀とバイクは同じなのに、彼が達成しているトップスピードには若干たどり着けないような感じのままでしたね。
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Lesmo(バックストレート入り口前のコーナー)からの脱出時には何度もリアがフロントを押し出すような形で暴れてとても怖い思いをしました。この問題は金曜日にも発生していて、その時には問題を解決したつもりでいましたが、今日は両方のレースでまた同じ現象が発生してしまいました。
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すぐにミサノで2日間のテストがありますから、原因をなんとか解明してシルバーストーン戦までには問題を解消しておきたいと思います。


●加賀山就臣(RACE1:6位、RACE2:7位)

もっといい結果を残す事もできた筈ですから、今週の成績にはあまり満足ができません。

レース1のスタートは良かったと思います。多くのライダーたちの中、3番手の位置から最初のシケインに飛び込む事ができました。すごい混雑でしたけどね!ただ、5周か6周を走った時点でグリップが悪くなり、特にストレートでポジションを落とし始めました。
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レース2ではたくさんのライダーが最初のシケインをショートカットして、そこで自分も大きく順位を落としました。一度こうなるとなかなかポジションを挽回するのは難しいんです。モンツァでは先頭集団に逃げられると追いつくのは容易じゃありませんからね。

今週はエンジンの調整面でいくつか問題を抱えていましたし、それを最後まで解決できていません。もっとフラットなトルク特性と加速力が欲しいんですが、現段階で今のエンジン特性を変えるのは難しい状況です。この分野を改善できるように何らかの作業が今後も必要です。

スズキのエンジンは通常ならとても強力なんですが、どうも今回はライバルたちのエンジンの方がパワーがあったようですね。ストレートで彼らに抜かれてから、スリップについても抜き返す事ができなかった時にそう感じました。

今週は自分にとってはフラストレーションの溜まるレースウイークでしたが、次のレースではもっといい結果に期待します。


●ロレンツォ・ランチ(RACE1:7位、RACE2:DNF)

レース1のスタートがもう少し平穏だったら良かったんですけどね!ロルフォと接触しそうになりブレーキを緩めたんですが、次にブレーキをかけた時にはスピードが出過ぎていて、惨事を起こさないようにシケインを横切るしかなかったんです。あそこで自分のレースはほとんど終わりました。
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チームと一緒に最高のタイヤ選びができていただけに、本当に残念な結果でした。セッティングも完璧でしたから、その後はレース終盤までとても調子良く走れたんです。

レース2ではもっといいスタートをしたかったんですが、残念ながらスターティング・グリッド上でマシンに電気系トラブルが発生しました。すぐに手を挙げたんですがレースはそのまま始まってしまい、ピットレーンからスタートする事もできなくなったんです。


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