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   今週末の3月23日より開催されるスペインGPは、ホンダの筆頭チームであるレプソル・ホンダのホーム・グランプリでもある。今回、彼らはホームレースを1週間先に控えた3月18日の日曜日に、スペイン国内の一般ライダーと共に、マドリード市内の公道において、レプソル・ホンダのMotoGP全クラスのレギュラー・ライダーが一堂に会して市販オートバイによる走行パレードを行っている。
 
  ■ホームGPを前にレプソルが主催したファン感謝祭
 
 このパレードは、スペインの大手石油会社でありMotoGPチームの主要スポンサーであるレプソルが、マドリード市議会の協賛を得て、1週間後のホームレースを心待ちにするファンの為に開催したイベントだ。
 
  ■8千人の一般ライダーにマドリード市長とMotoGPライダー
 
  MotoGPクラスのニッキー・ヘイデンとダニ・ペドロサ、250ccクラスのフリアン・シモンと青山周平選手、125ccクラスのブラッドリー・スミスとエステベ・ラバト、ならびにこの走行にオートバイで加わったマドリード市長を先頭に、8千人の一般のストリート・ライダーが、マドリード市内の4キロメートルの距離を、警察官の先導に従ってゆっくりと安全に走行している。
 
 このパレードは事前にスペイン国内のファンに向けて告知されており、当日の朝10時30分までにマドリードの見本市会場として有名なイフェマの南入口に集まった一般ライダーたちは、各々の8千台のバイクに乗りながら、レプソルのMotoGPライダーが現れるのを笑顔で待ちわびたようだ。
 
 
 ■ペドロサからヘルメットを受け取ったマドリード市長
 
  11時になり、メディアに向けての記者会見を終えたレプソルライダー6名がこの巨大群集にバイクで加わると、ダニ・ペドロサから彼のヘルメットの1つをプレゼントされたマドリード市長と先導の警察官を先頭に、イフェマからダリ広場前のパラシオ・デ・デポルテス(スポーツイベントが多く開催されるスペインの施設)までの4キロメートルの短い距離を、このオートバイの大集団は30分間かけて移動したという。
 
  報道を目的に集まった記者の内の何名かも、自らオートバイを持参しており、この大移動に加わったようだ。
 
  ■ステージの上にはレプソル・ホンダチームのピットガレージ
 
  到着したダリ広場のステージ上にはMotoGPレプソル・ホンダのピットガレージが再現されており、ファンはその中に展示されたニッキー・ヘイデンやダニ・ペドロサのRC212Vを、心ゆくまで鑑賞している。
 
  この日の最後には、スペインの有名シンガーであるマノロ・キハノが壇上に立ち、公道におけるオートバイで転倒事故でライダーに致命傷を与える原因となっているガードレールの撤去を訴えて、全てのイベントは終了した。
 
  なお、会場を離れた8千人のライダーの多くは、今週はヘレスサーキットに向けての進路を取る予定だという。
 
 
 
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