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チームの本拠地ミサノで痛み克服したいグレッシーニの2名
インテリマーク編集部
2007年8月30日

チェコGPでは久しぶりに2名のレギュラー・ライダーが揃う筈だったグレッシーニ・ホンダ・チームだが、ブルノ初日にマルコ・メランドリが首の椎間板ヘルニアによる激痛を訴えたため、メランドリとトニ・エリアスの2名が再び揃ってレースに出場するのは今週のミサノに持ち込される事になった。
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■ヘルニアの手術は不要、メランドリはミサノから復帰

メランドリはチェコGP翌日のブルノ合同テストをキャンセルしてイタリアに戻り、専門医による首の診察を受けているが、幸い手術は必要ないと診断されており、その後の2週間の厳しいリハビリを経て、チームの真のホームGPと言える今回のミサノから無事に復帰を果たす事が決定している。
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■ミサノはグレッシーニ・ホンダの真の本拠地

写真グレッシーニ・ホンダチームの本部ビルは、ミサノ・サーキットから僅か数キロメートルの距離にあるサン・クレメンテの街にあり、1100平方メートルのチームの敷地内にはバイクのチューニングおよびメンテナンス工場、機材やスペアパーツの全て、および輸送用のコンテナを収容する倉庫、ならびにバイクのカラーリングやスポンサーロゴのステッカーをデザインするグラフィック・オフィスなど、チームの全てのレース活動を支援する機能が集約されている。

マシンのチューニングルームとメンテナンスルームはエンジンルームに通じており、そこには1997年にアレックス・バロスがグレッシーニ・ホンダのライダーとして戦った当時のホンダNSR500Vのエンジンが今でも保管されている。

また、ビルの外にはモトクロス用のコースもあり、常時乗れる状態に保管されているスーパー・モタードの2台のバイクを使って、チームのライダーがトレーニングできる環境も整っているという。
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■メランドリ「グランプリの直前までリハビリが必要」

グレッシーニ・レーシングのスタッフためにも終盤戦にいい成績を残しておきたいと、ドゥカティーへの移籍が決定して以来コメントを続けるメランドリは、母国イタリアで首の痛みが完治していない事を悔しがっているが、レースまでにはできる限り体調を整えおきたいとしている。現在のメランドリの年間ランキングはリズラ・スズキの2名を11ポイント差で追う6位だ。
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「ブルノの後の精密検査の結果、首の骨の5本目と6本目の間にヘルニアが検出されましたが、幸い手術の必要はないと診断されました。ただ、今回のグランプリの直前まで休息とさらなるリハビリが必要です。」とメランドリ。

写真「ブルノの時に比べれば症状はかなり良くなりましたが、完治するには時間が足りませんので、レースまでにできる限り体調が戻ってくれるのを祈るのみです。今回のレースはチームにとって特別なグランプリですからね。」

「ミサノは自分たちの知っていた頃とはかなり変わりました。区間のいくつかは新しくなっていますし、何より周回方向が逆回りですからね。全く新しいサーキットになったと思った方がいいでしょう。」

「一番いい追い抜き箇所は8コーナーのブレーキングでしょうね。ただ、少なくとも1速で曲がるコーナーが4つはあるので、追い抜きが簡単なサーキットではありません。」

「ブルノで首に問題を抱えたので、今回のレースは自分の体調との戦いになりそうです。実際にどうなるかは金曜日にバイクに乗ってみない事には分かりませんが、回復している事を祈りたいです。」

「伝統的なムジェロでのレースに続き、今回もイタリアでの今年2度目の母国レースですから、イタリア人ライダーで良かったと思います。地元ファンの前でレースをするのは本当に最高の気分ですからね!」


■不屈の闘志でブルノから復帰したエリアス

また、アッセンのフリー・プラクティスにおいて左の大腿骨を骨折するという重傷を負いながら、松葉杖なしでは歩けない状態のまま、手術から僅か51日後となる前回のチェコGPから不屈の闘志でレースに復帰して11位完走を果たしている。
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現在ランキング13位につけるトニ・エリアスは、メランドリと同様にチームの本拠地で体調が万全ではない事を残念がっているが、チェコGPの前に医療チェックでミサノをCBR600で走行した時にはコースに好印象を持つ事ができたとしており、ミサノ周辺に住む仲の良いチーム・エンジニアのファブリチオ・チェッキーニのためにも頑張りたいとコメントしている。


■エリアス「チームに恩返しがしたいのに体調が残念」

写真「アッセンでの転倒直後に復帰目標をブルノに設定していましたから、そこからは1日8時間のトレーニングに励み、60%くらいの回復状況でレースには復帰しました。」とエリアス。

「前回は自分の体調のテストみたいなものでしたから厳しかったですね。でも、あれからさらに2週間をリハビリしながら過ごしたので、今はもっと自信が回復しています。もちろんトレーニングは今後もたくさん必要ですが、気分的にはかなり穏やかになりました。」

「ブルノでは新型のシャシーやエキゾースト、それにエンジンを提供されましたが、残念ながら体調のせいで全ての性能を使い切る事はできていません。」

「チームのホームサーキットであるミサノでレースができる事を嬉しく思います。ブルノの1週間前に、チェコGPへの復帰前に体調のテストとして市販のバイクでミサノを数周走行するチャンスに恵まれましたが、すごく面白いサーキットだと思いました。それに難しいコースですよ。」
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「ミサノは今年からMotoGPカレンダーに新しく追加されたので、金曜日には1時間の追加セッションが設けられています。チームへの恩返しに高い結果が残したいので、体調が万全な状態じゃない事が残念でなりません。」

「自分のチーフ・エンジニアのファブリチオ・チェッキーニを含むピットのスタッフの多くがミサノの側に住んでいますから、彼らは今回のレースをものすごく楽しみにしていますよ。」


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