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ロッシ「ケーシー相手の21ポイント差は小さくない」
インテリマーク編集部
2007年7月12日

明日の7月13日から開催されるMotoGPシーズン後半戦最初のドイツGPに向けて、フィアット・ヤマハチームとバレンティーノ・ロッシは、現在のポイントリーダーであるドゥカティーとケーシー・ストーナーとのポイント差を縮めるべく、前回のアッセンで見せた劇的な強さを低速サーキットのザクセンリンクでも再現しようとしている。
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■ドゥカティーとのポイント差を後半戦の早い時期に縮めたいロッシ

今シーズンの残りのグランプリは今週のドイツGPを含むあと9戦だが、ロッシがポイントリーダーの座に返り咲く一番簡単な方法は、今後連続5回の優勝を記録し、ストーナーを2位に抑え続ける事だ。
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昨年のドイツGPでロッシは予選11位のポジションから優勝を果たしており、これは前回のアッセンと全く同じ流れだった。また、ロッシは過去のグランプリ経歴の中でザクセンリンクでは5回の勝利を記録している。

■ロッシとYZR-M1はドイツGP過去2連覇を達成
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なお、ロッシはホンダ時代にドイツで表彰台を逃す事も多く、一時期は若干の苦手意識を持っていたようだが、ヤマハに乗り換えてからの2004年を除く昨年までの過去2回のレースでは勝利しており、ハンドリングに優れるヤマハのYZR-M1とザクセンリンクとの相性の良さを示した。


■エドワーズは2003年のドイツで炎上
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また、ロッシのチームメイトのコーリン・エドワーズは、過去にドイツではあまりいい結果を残しておらず、特に2003年にはレースウイーク初日に当時のアプリリアのマシンが突然出火、大きな火傷はなかったもののエドワーズもろとも炎上したという暗い記憶も持つ。2004年に獲得した5位がザクセンリンクでのエドワーズの最高位だ。


■ロッシ「ケーシー相手の21ポイント差は小さくない」

写真前回のアッセンではヤマハの最高峰クラス150勝目を達成し、今回のドイツで再び勝利すればイタリア人の最高峰クラス200回目の勝利を記録する事になるバレンティーノ・ロッシは、シーズン序盤から好調のストーナーとの21ポイント差を深刻にとらえており、アッセンに引き続き今回のドイツでも着実にストーナーを抑えていく構えだ。

「アッセンではすごいレースができましたから、今回のザクセンも楽しみです」とロッシ

「去年のドイツは予選が11位でレースでは優勝しましたから、前回のアッセンと全く同じです!もちろん今回はもっと上位のグリッドからスタートしたいですけどね。いずれにしても自信はありますよ。」

写真「ヤマハのマシンはザクセンと相性がいいし、自分の経歴から見てもここでは何度もいい形で優勝ができています。ただ、ケーシーがここでも強さ見せつけてくるのは間違いないでしょう。今年の彼はどこを走っても速いですからね。」

「ケーシーは全てのレースであの高いレベルの走りを続ける筈です。だから21ポイント差は決して小さくありませんし、自分たちも全力で戦い続ける必要があります。」

「チームとしても、やるべき事は多く残っています。まだ完璧と言える状態には到達できていませんし、特にウェットがまだまだです。ただ、正しい方向性をつかんで作業している事は間違いないので、このままその方向に頑張り続けるだけです。まだシーズンは残り半分ありますよ!」

「ザクセンリンクは他とはかなり違うタイプのサーキットです。すごく狭くてコースは曲がりくねっていますが、過去2年間の実績から自分たちのバイクがザクセンリンクで好調なのは間違いありません。ずっと勝ってきましたしね。」


■エドワーズ「トップ集団で走りたい」

来週のホーム・グランプリとなるアメリカGPを心待ちにするコーリン・エドワーズは、前回のアッセンでの順位には落胆しているものの、トップ集団と同様のペースで最後まで走りきった事に関してはマシンの改善状況と本人の走りに自信を回復しており、今年は苦手のドイツでもイギリスと同様の好成績を収めてからホーム・グランプリを迎えたいと考えている様子だ。

写真「レースはトップ集団で走るのが好きですし、それが常に自分の狙うところです。」とエドワーズ

「アッセンはもっと上の成績を期待していたのでがっかりでした。ペースは悪くなかったんですけどね。ドイツでは前回の経験を活かし、正しい方向に軌道を修正できるように頑張るつもりです。」

「アッセンではトップ集団と同じペースを維持できましたから、ドイツでも同様の走りができる事に期待が持てます。」

「ここのコースは大きく特性が異なる2つの部分に分けられます。ものすごく追い抜きが難しい部分と、特に身体の左側ばかりに負担のかかるすごく筋力が要求される部分です。タイヤへの負担が非常に大きいので、正しいタイヤ選択が不可欠です。左側面ばかりがオーバーヒートしてはまずいですからね。」

「全体的に言えば、自分はこのコースレイアウトをうまく走れる方ですし、たくさんのファンが見に来てくれる場所ですから、いい週末になると思いますよ。」


■ブリビオ監督「アッセンではチームの努力が実を結んだ」

フィアット・ヤマハのチーム監督であるダビデ・ブリビオは、前回のアッセンでのロッシの怒濤の走りと劇的な勝利はヤマハ全体の士気を高め、ドイツからの後半戦に向けての高い意欲と期待につながったとコメントしている。

「アッセンでの勝利のおかげでチーム内の自信は大変に深まりましたし、スタッフ全員のシーズン後半戦に向けてのさらなる勝利への意欲につながりました。」とブリビオ監督
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「バレンティーノのすごい走りもさることながら、チーム全体として進めた改善の実績を結果として見る事もできました。ミシュランとはバイクがドライ路面で理想的なレベルに到達できるように作業を進めてきましたし、チームがここまでの数週間に費やした過酷な努力が実を結んだと考えています。」

「アッセンのサーキットの特性は自分たちのバイクには良く合っていたと思いますが、あの走りのレベルを今回のザクセンリンクでも、またその次のラグナ・セカでもそのまま維持できる事は間違いないでしょう。私たちはできる限り多くのポイントを獲得して年間ランキングを挽回しなければいけませんからね。」

「コーリンはドニントンでは素晴らしいレースをしたのに、アッセンではその走りを再現するのに苦しみました。今回のザクセンリンクでは、彼の走りにもチームの多くの進歩が反映されるのではないかと思います。」

「チームはコーリンの好成績の獲得に向けて全力を尽くしていますし、ドイツから一週間後の彼のホーム・グランプリにも万全な状態で臨めると思いますよ!」


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