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HRCと対策に乗り出したコニカミノルタ・ホンダ
インテリマーク編集部
2007年5月3日

明日の5月4日からの中国GPに向けて上海サーキットに到着しているコニカミノルタ・ホンダチームと中野真矢選手は、開幕からの3レースは期待通りの結果を得る事ができずに、現在はランキング12位につけている。
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■トルコの結果を受け、HRCと共同でセッティングの分析を開始

冬季シーズンからここまでのレースではマシンのフロントまわりのセッティングに苦しみ、前回のトルコからは新しいフロントフォークなどの新パーツを試しながらセッティングの方向性を根本的に修正しながらも、中野選手の期待するフロントの感触と、コーナーへの進入速度が保ちやすいマシンのセッティングを実現するに至っていないコニカミノルタ・ホンダチームは、前回の公言通り、現在のセッティングの内容に関する技術的なミーティングをトルコのレース後にHRCと共同して行っている。

■根本解決には通常のセッティング範囲を超えたマシン調整も必要
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ホンダのマシンに乗り換えて思い通りのライディング・スタイルで走れなくなったライダーの最近の例では、現在はSBKに復帰して活躍しているトロイ・ベイリスが、2005年にドゥカティー・デスモセディチからからホンダRC211Vに乗り換えて苦しんだ例などがあげられるが、今回中野選手とチームが抱えている課題も、HRCの調査後にクリアになった事だが、通常のホンダRC212Vのセッティング範囲だけでは簡単に解決できない問題も含んでいる様子だ。


■中野選手が攻めた瞬間に転倒を引き起こす可能性も

写真今年のホンダのマシンのフロントまわりのセッティングに苦しんでいるのはコニカミノルタ・ホンダと中野選手だけではないが、現段階において、チームのRC212Vのハンドリングが中野選手の走りに何らかの制約を与えており、中野選手が少しでも今以上に攻め込もうとするだけで転倒を引き起こす可能性が高いという。これがコーナー進入時の速度を保つ事ができていない主な理由のようだ。

■まずは通常範囲のセッティングでも中野選手の好みのバイクに

しかしながら、チームはHRCとのトルコでの技術検証を終え、根本的な課題の解決にはここまでの試みとは全く異なる何か新しい対策が必要な事は認めながらも、現在のセッティング範囲だけでも、中野選手の好みのマシンに近づけられる対策を何か取る方向に動いた様子だ。

チームは今回の中国から早速、開幕当初に期待していたトップグループ内での戦いを実現できるように、新しいチャレンジを再開している。


■モンティロン「HRCと共にパッケージ全体の改善を急ぐ」

コニカミノルタ・ホンダのチームオーナーであるジャンルカ・モンティロンは、ここまでの結果には満足できないのは当然であり、これからHRCとの共同作業を進めて、パッケージ全体の改善を急ぎたいと述べた。

「前回のレース結果と順位に満足していないのは当然ですよ。」とモンティロン
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「ここまでの結果に色々な原因がある事は分かっていますが、今必要なのはそれらを分析し、チームのパートナーであるHRCおよびミシュランと協力して、マシン全体のパッケージを改善できるようにする事です。」

「中国でも、新しいタイヤレギュレーションが予選やレースに大きな影響を及ぼすと思います。路面温度や気象条件が不安定になりますからね。」

「コニカミノルタ・ホンダ・チームのメンバー全員は、一刻も早く私たちが先頭集団の中で戦えるようにするために、最大限の努力を払う所存です。」


■中野選手「目標は同じ」

開幕からフロントまわりのチャタリングが解消されずに苦しいシーズン序盤を過ごしている中野真矢選手は、今回の上海サーキットは昨年のカワサキ時代に予選で4番グリッドを獲得したサーキットであり、印象の良いサーキットである事を述べている。

また中野選手は、トップスピードで他のマシンに差をつけられる事への不安を若干示している様子だ。
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「上海はかなり好きなサーキットです。ただ、メインストレートなどの高速区間ではトップスピードが重要になりますので、それが原因で他のチームから引き離されるような事にはなって欲しくないですね。」と中野選手

「何があろうと、チームと自分は初日のセッションから真剣に努力してホンダRC212Vのセッティング探しを続け、レースウイークを通して改善を進めていきます。自分の目標は今回も変わりません。完走して高いポイントを獲得する事です。」


■ベルナルデッレ「中国ではシンヤの好みのマシンに近づける」

チームの技術責任者であるジュリオ・ベルナルデッレは、中国でのレースが雨になれば、スペインでのレインコンディションでの良好なテスト結果を活かして有利な戦いができるだろうとコメントしている。

また、課題となっているドライのセッティングに関しては、パッケージ全体の改善にはHRCの協力による今までとは異なる対策が必要だが、中国ではより中野選手の好みに近いマシンにできるよう、ホンダのRC212Vのセッティングを仕上げる事に全力をつくすと語った。
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「上海は非常に高速なサーキットですが、シンヤがここのコースレイアウトを気に入っているのはとても有り難い事です。彼は昨年このサーキットに好感触を得ていますから、チームにもいい状況をもたらしてくれる筈です。」とベルナルデッレ

「もしレースで天候が崩れてもあまり心配はいらないでしょう。ヘレスの後のテストではウェットでいい結果が得られていますから、雨が降っても期待が持てますね。」

「トルコでのレースの後、私たちはHRCの技術者と共に、チームのレース用セッティングの現状と、シンヤが良い感触を得られていない点に関するミーティングを行いましたが、少なくとも、まだ大変な作業が残ってはいるものの、私たちの問題点はクリアになりました。現在の問題を解決するには、バイクの通常のセッティング範囲を越えた調整が必要にはなりそうですが。」

「シンヤはハンドリング性能に走りを制限されているようです。彼が少しでも今以上に激しく攻めると転倒は免れず、それでタイムを上げる事ができない状態です。恐らく、今とは全く別の新しい対策が必要です。」

「中国では、私たちは全力でもっとシンヤの好みのマシンにRC212Vを近づけます。」

「おそらく今回も新しいタイヤレギュレーションの影響を大きく受けるでしょうね。気温の変化など、状況を難しくする要素もいろいろあるかと思います。ミシュランが抱える現在の問題点ですが、彼らは各ライダーのタイプ別にレース用のスリックタイヤの種類を幅広く用意したいと考えてはいるのですが、今回のレギュレーションの影響でそれが不可能な状態にあるのです。この結果、私たちはタイヤ選びにいくつかのリスクを冒さなければなりません。」

「これがレースを再び面白くしている事は間違いありませんが。」


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