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頑固にマシンを仕上げたメランドリ
インテリマーク編集部
2007年3月6日

最高峰クラスが800ccマシンに変わる3月8日のMotoGP開幕ラウンドに向けて、ここまでに多くのメーカーやチーム、ならびに世界トップクラスのライダーたちが、約3ヶ月間のテストを通して新型マシンの調整を続けてきたが、ホンダのサテライト勢にとって、この期間はかつてなく難しい冬季のプレシーズンになったようだ。グレッシーニ・ホンダ・チームも、決してその例外ではない。
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■冬季テスト序盤はタイムに伸び悩みが見えたホンダ勢

写真昨年までの990ccマシンと同じエンジンレイアウトを持つ800ccマシンを準備した他のメーカーとは異なり、ホンダは昨年まで使用していたRC211VのV型5気筒ではなく、全てが新しくなったV型4気筒エンジンを今年の800ccマシンであるRC212Vに投入している。

もちろん、最新技術を毎年グランプリ・マシンに反映している他のメーカーにとっても今年が技術革新の年であった事に違いはなく、一概に言えるものではないが、少なくとも今年のホンダは、プレシーズンを通して新しく投入した4気筒エンジンの調整を繰り返しており、昨年までとは異なるセッティングのノウハウが、ホンダからマシン供給を受けているチームに要求されている事は、多くのホンダ勢のテスト期間中の動向を見る限りでは間違いなさそうだ。

■初めて経験するマシンとタイヤのダブルパンチ

慣れないマシンのセッティング学習に加え、マルコ・メランドリとトニ・エリアスという2名の若いライダーと共に戦うグレッシーニ・ホンダ・チームは、今年からタイヤのメーカーをミシュランからブリヂストンに変更している。グレッシーニ・ホンダが、新しくなったシャシーやサスペンション、およびエンジン・マッピングと、初めて使用するブリヂストンタイヤとの相性を見つけるのに、この冬季シーズンを通して多くの時間を費やしてきた事は言うまでもないだろう。
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■最後に調子を合わせてくるホンダパターン

ホンダ勢、特にサテライトチームにとっては大変に厳しいプレシーズンとなったが、年末からのメーカー合同テストを経て、IRTAテストが始める頃には毎年のホンダのパターンとして見られるように多くのサテライト勢は調子を開幕に向けて合わせてきている。

■頑固にレース用セッティングを探り続けたメランドリ

年明けのテストでは、チームが用意したセッティングを全て見直し、自分の納得のいくまでじっくりとレース用のベースセッティング探しに取り組んだマルコ・メランドリは、最後のヘレスでのIRTAでは初日と2日目にそれぞれのトップタイムをマークしている。
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■やっと好みのタイヤを手にしたエリアス

また、メランドリのチームメイトであり、昨シーズンのポルトガルで自身初のMotoGPクラスでの勝利を経験したグレッシーニ・ホンダチーム2年目のトニ・エリアスは、年明けのメーカー合同テストから自分の独特のライディング・スタイルに合うタイヤが見つからずに苦悩し、タイムも伸び悩み続けたが、今年最後のIRTAテストでは初日にブリヂストンが彼に向けて用意したタイヤに大変な満足を示し、その翌日にはいきなり全レギュラー・ライダー中の5番手タイムを記録した。
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■準備の整ったグレッシーニ・ホンダの2名

こうして、最終的にホンダのRC212Vとブリヂストンタイヤの性能に大きな満足と開幕に向けての自信を獲得したマルコ・メランドリとトニ・エリアスは、カタールでの開幕戦を指折り数えて待ち続けた様子だ。


■メランドリ「楽しんで走れるようになった」

昨年と同様に、冬季テスト中はじっくりと頑固な姿勢でマシンを仕上げてきたマルコ・メランドリは、プレシーズン中はタイムアタックを控えめに、開幕以後のレースで使えるセッティングを探すことに集中していたという。

写真「新しいシーズンに向けて本当に闘志が燃えてますよ。」とメランドリ

「ここまでの冬季中に準備を山ほどしてきました。1周きりの速いラップタイムではなく、レースのペースに焦点をあてて着実に仕上げてきました。」

「今のマシンはすごく気に入っています。特にバイクそのものの感触がとてもいいので、また楽しんで走れるようになりました。それにホンダとブリヂストンの組み合わせにはすごく自信を持っています。HRCとブリヂストンは絶対的に信頼できるパートナーですからね。まだやるべき作業は残っていますが、とても満足できています。」

「ロサイル・サーキットはストレートが長くて馬力が必要ですから、特にマシンには厳しい開幕レースになるでしょうね。レースに使うタイヤの方向性だけは、2月のここでのテストの時点で最低限は決めてあります。」


■エリアス「マシンの性能をレースでさらに引き出したい」

昨年に引き続きグレッシーニ・チームに今年も所属ができて、特に加藤大治郎選手の担当メカニックだった事でも知られ、彼が最も信頼するファブリチオ・チェッキーニと2年続けて仕事ができる事を心から喜ぶトニ・エリアスは、最終的に見つけた彼のライディング・スタイルに適したタイヤを駆使して、開幕戦ではテストの時よりもマシンの性能を引き出したいとコメントしている。

写真「開幕レースでサーキットに戻るのが待ちきれませんね。」とエリアス

「ファウスト・グレッシーニや自分のチーフ・メカニックのファブリチオ・チェッキーニ、それにこのチームのメンバーとまた一緒に新シーズンに戻ってこれて本当に嬉しいです。チームとは信頼関係があってリラックスができますし、いいサポートをしてもらえるんです。」

「バイクとタイヤの組み合わせに最高のバランスが得られるようなベースセッティング探しを今も続けていますが、ヘレスにブリヂストンが持ち込んでくれたタイヤは本当に自分のライディング・スタイルに合っていました。」

「ロサイルは路面状況などからミスが許されないので、すごく大変なサーキットです。2月中にもあそこでテストはしましたが、今回は新しいタイヤを使ってもっとバイクの性能を引き出せるようにしたいと思います。」


■グレッシーニ監督「今年はさらに上を狙う1年」

グレッシーニ・ホンダチームのオーナー兼監督を務めるファウスト・グレッシーニは、年間タイトルを争った過去2年間を振り返り、今年はさらに上を狙う年だとコメントした。

「何ヶ月もの準備期間を経て迎える開幕レースは、いつでも本当に楽しみなものですよ。」とグレッシーニ監督
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「チームは多くの才能と可能性に溢れる2人の若いライダーと共に団結しました。ホンダの協力の下に2005年から開始したマルコ・メランドリとのプロジェクトを、今年も継続できた事を誇りに思います。2005年にはランキング2位を獲得し、昨シーズンは上位のタイトル争いに加わりましたから、今シーズンはさらに上を目指して戦う事になるでしょう。」

「マルコのチームメイトは、私たちと2年目のシーズンを戦うトニ・エリアスです。トニの才能は疑う余地もありませんし、彼が昨シーズンにMotoGPクラスの初勝利で見せつけた情熱の走りを今後も開花できるように、チームは若い才能の育成に努めていきます。」


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