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日本GP翌日の合同テスト もてぎで800ccマシンを試すペドロサ
インテリマーク編集部
2006年9月26日

日本GP翌日の9月25日より、ツインリンクもてぎに残った多くのMotoGPチームは、数日間の合同テストを開始している。
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■テストに加わる日本人開発ライダー

リズラ・スズキ・チームのレギュラーライダーであるジョン・ホプキンスとクリス・バーミューレンは25日のテストには参加しておらず、24日の日本GPにワイルドカード参戦して13位を獲得したスズキ開発ライダーの秋吉耕佑選手と、青木宣篤選手の2名が走行している。
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また、レプソル・ホンダチームには今年のRC211Vの開発を務めるHRCのテストライダー、岡田忠之選手と鎌田学選手が加わり、レギュラーライダーのニッキー・ヘイデンやダニ・ペドロサと一緒に走行した。

■9月25日の走行結果

以下に、日本GP翌日のテスト走行結果(非公式タイム)を示す。

 1. コーリン・エドワーズ (ヤマハ) 1分46秒68 (56周)
 2. セテ・ジベルナウ (ドゥカティー) 1分47秒44 (43周 800cc)
 3. ケニー・ロバーツ・ジュニア (KR) 1分47秒64 (48周)
 4. ニッキー・ヘイデン (ホンダ) 1分47秒70 (54周)
 5. 秋吉耕佑 (スズキ) 1分47秒89 (31周)
 6. ロリス・カピロッシ (ドゥカティー) 1分47秒91 (43周 800cc)
 7. ダニ・ペドロサ (ホンダ) 1分48秒24 (30周 800cc)
 8. 岡田忠之 (ホンダ) 1分48秒43 (50周)
 9. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ) 1分48秒58 (41周)
 10. 青木宣篤 (スズキ) 1分50秒48 (23周)

(ヤマハとスズキのバイク種別は不明)

■来期800ccマシンのテスト状況
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MotoGPクラスは来期の2007年から、排気量のレギュレーションが990ccから800ccに引き下げられるが、この日も前回のブルノに続き、複数のメーカーが次期800cc仕様のプロトタイプ・マシンを持ち込みテストを行った(写真はHRC開発ライダーの鎌田学選手)。

■ドゥカティーとヤマハは800ccマシンによる2度目の合同テスト
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前回のチェコGP翌日の8月21日と22日に行われたブルノ合同テストでは、ドゥカティーの次期800ccマシンであるデスモセディチGP7と、ヤマハの次期800ccマシンのテストが行われ、ロリス・カピロッシとバレンティーノ・ロッシがそれぞれのプロトタイプに跨り、テスト走行を行ったのは記憶に新しいところだが、今回もドゥカティーとヤマハの両メーカーは、前回よりも熟成の進んだ800ccマシンを持ち込んだようだ。

■熟成の進むドゥカティーの800ccマシン

ドゥカティーは、この日800ccマシンの開発作業に集中している。ロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウは、それぞれに43周回をデスモセディチGP7(800cc)で走行しており、2名揃ってプロトタイプマシンでの1分47秒台という好タイムを記録した。
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特筆すべきはセテ・ジベルナウのタイムだろう。ジベルナウは前回のブルノでは左肩の手術の影響によりレースと合同テストをキャンセルしており、今回が初の800ccマシンでのライディングとなったが、カピロッシのタイムを上回る1分47秒44を、この日はいきなり記録している。

■ホンダからも800cc仕様のプロトタイプが初登場、スズキは謎マシン

また、今回9月25日のもてぎでは、合同テストの形としては始めてホンダの800cc仕様のプロトタイプが正式にお目見えし、テスト初日はダニ・ペドロサがこの新マシンでの走行を行っている。
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リズラ・スズキも今回のもてぎには黒カーボンに包まれたプロトタイプ・マシンを持ち込み、青木宣篤選手がこのマシンで走行をしているようだが、現在のところスズキからは、このマシンについての詳細発表はない。
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■ホンダの2007年型エンジン仕様はV型4気筒800cc

ホンダの正式発表によれば、次期ホンダMotoGPマシンのエンジン仕様はV型4気筒800ccだ。この日ダニ・ペドロサは、800ccマシンでツインリンクもてぎを30周回しているが、年間タイトルを狙うニッキー・ヘイデンは、初日の9月25日は現行の990ccマシンの調整にのみ集中している。
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なお、ヘイデンは本日9月26日のテストでは、800ccマシンでのテスト走行を行う予定だ。

■日本GPレースウイーク中の990ccでのタイムよりも速いペドロサ

ペドロサの800ccマシンでのタイムは、前日の日本GP決勝午前のウォームアップの本人のタイムよりも0.327秒速い1分48秒24だった。ホンダは今回のもてぎでのダニ・ペドロサによる新型マシンでの初の走行結果は、非常に今後に期待の持てるものだとコメントしている。
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■ペドロサ「すでに普通に走れる」

800ccマシンでの初のテスト走行を終えたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、以下の通りコメントを発表している。

「新しいバイクに初めて乗った印象は、すでによく走るなといった感じです。全てが普通に感じて感触も悪くありませんから、これは重要な事だと思います。」とペドロサ
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「エンジン特性はちょっと現行のものとは異なりますが、これは予想した通りです。でも、パッケージ全体の感じは今のRC211Vに良く似ています。」

「少し全体的に小柄ですね。シートの長さがかなり短くなっていて、それがバイク全体をコンパクトに見せています。250ccと同じような挙動が若干ありますが、基本的にはMotoGPバイクです。」

「今日のラップタイムは初めてのテストにしては上出来でしょう。でも、990ccマシンより速いかどうかについて述べるのはまだ次期尚早だと思います。」

「コーナリング時のスピード感覚は非常に現行のマシンに近いです。ただ、もてぎのコーナーはヘアピンが多くて低速ですから、速さについて正確な感想を述べるのは難しいですね。」
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■ヘイデン「リスクは冒したくない」

なお、ペドロサのチームメイトのニッキー・ヘイデンは、この日は現行マシンのクラッチにいくつかのパーツを導入してテストを行ったが、基本的にレースウイーク中のセッティングに大きな変更は加えていないという。ヘイデンは言う。

「リスクの高い事は今は避けたいんです。1回のDNFで事態が変わりますからね。」


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