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エリアスとメランドリ「ホプキンスで時間をロスした」
インテリマーク編集部
2007年4月24日

チームの元ライダーである加藤大治郎選手の命日をトルコGPのレースウイーク初日の4月20日に深い追悼の念と共に迎えたグレッシーニ・ホンダチームは、22日の決勝レースで見事に2位表彰台を獲得した。
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■スペインに引き続きトルコでも勢いに乗るエリアス

トップを独走したブリヂストンを履くドゥカティーのケーシー・ストーナーに次いで、波乱と熾烈なバトルのイスタンブールを2位で終えたのは、自分の走りにあったブリヂストンタイヤを得て勢いに乗るトニ・エリアスだった。

前回のスペインGPからレースでも好調な走りのトニ・エリアスを表彰台に送り出したメカニックのファブリチオ・チェッキーニは、エリアスが現在において最も信頼する人物であり、250cc時代からの加藤大治郎選手の圧倒的に強い走りを支えたチーフメカニックとしても知られている。

■ホプキンスのブレーキングに苦しんだグレッシーニ勢
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なお、今回のレースでエリアスとチームメイトのマルコ・メランドリは、揃ってジョン・ホプキンスの限界ブレーキングに苦しみ、大きくタイムをロスする結果になったとコメントしている。


■今年もロッシの背後から攻め続けたエリアス

先頭集団に早くから迫り、オープニングラップの多重クラッシュの影響を免れたエリアスは、レース序盤にドゥカティーの2台がトップで逃げるのを、3番手のリズラ・スズキのジョン・ホプキンスと4番手につけるフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシの後方から追い続けた。
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4ラップ目の12コーナーでロッシがホプキンスを交わすのと同時に、エリアスも怯んだホプキンスの横をシケイン内で素速くすり抜けて4番手に浮上し、9ラップ目にロッシが2番手のカピロッシを交わすとエリアスも続け様にカピロッシを交わすという、今年のトルコでもエリアスはロッシを逃す事なく背後に迫り続けた。

■意を決してロッシから前を奪い2位表彰台を獲得

9ラップ目を終えてタイヤに問題を抱えたロッシのペースダウンを見たエリアスは、悩んだ末の10ラップ目の最終シケインで意を決し、後にロッシから「レースでの正しくない抜き方」と苦言を呈される事にはなったが、イン側からロッシの意表をつくようなライン取りで前に出ると、その後は誰にも交わされる事なく最後まで走りきり2位表彰台を獲得している。


■ホプキンスらとの激しいブレーキング争いを演じたメランドリ
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2005年からのトルコGPの連続覇者であるエリアスのチームメイトのマルコ・メランドリは、エリアスがロッシを交わして2番手に立った後の13ラップ目、最終シケイン内でカピロッシを交わしたホプキンスの前を反対側から奪って3番手に浮上し、その後も11コーナーから12コーナーにかけてのブレーキングでホプキンスやバロス、カピロッシとの激しい表彰台争いをレース終盤まで演じた。
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予選が不調に終わり4列目となる14番グリッドから得意のイスタンブールをスタートする事になったメランドリだったが、結果的にはレース全体を速いペースで走りきり、最後はマシンに振動が生じて表彰台は逃したものの、大きくポジションを挽回する5位でチェッカーを受けている。


■エリアス「自分の成長には自信がある」

後方からの激しい追い上げを見せ、オープニングの波乱を避けて2位表彰台を獲得する事に成功したトニ・エリアスは、今回の結果には自分の成長を確信し、今後も高い成績を狙っていく意欲を示している。

写真「すごい抜き合いがあって、まるで125ccのレースみたいでしたね。」とエリアス

「スタートが完璧にうまくいくように神経を集中し、その後はオープニングラップで他のライダーをできる限り抜きましたが、ホプキンスのところであまりに長い間ひっかかりすぎました。でも、一度彼を交わしてからはいいペースで走れるようになり、ロッシを抜く事もできました。」

「ケーシーはものすごい速さでしたから自分はトップを狙えなかったので、2位のポジションをキープする方向に走りを切り替えました。チームとブリヂストンが示してくれた信頼に対して、本当に感謝の気持ちを贈りたいです。」

「自分の成長には自信を持つ事ができますし、まだまだ今後も成績は上げられると思っています。」


■メランドリ「ブリヂストンに大満足」

写真今回のトルコで最も激しかった3位争いに加わり、最後はマシンの振動からペースダウンを余儀なくされ5位に終わったマルコ・メランドリだが、今回の使用したブリヂストンタイヤの高い性能には非常に満足している様子だ。

「スタートはうまくいきましたが、自分もひどく長い間ホプキンスの後ろでタイムをロスしました。彼は本当に限界ぎりぎりのブレーキングをしてましたからね。」とメランドリ

「いいペースで走れていましたし表彰台をかけてカピロッシやバロスと戦う事ができましたが、バイクが振動しだしたのでそこからはペースが落ちてしまいました。」

「頑張ってくれたチームと、それにブリヂストンには本当に感謝しています。今日のタイヤは最高に素晴らしかった(fantastic)です。」


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