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日本GP予選の概況、ポールはハミルトン、中嶋選手は14番グリッド 元のページに戻る
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  2008年10月12日

2008度F1グランプリ第16戦目となる日本GPが、静岡県の富士スピードウェイにて10月11日(土)に予選の日を迎えた。ここでは、本日午後の決勝レースに向けてこの日に決定した暫定グリッドと3回の予選セッション(Q1/Q2/Q3)の結果、ならびに予選上位5名のドライバーと日本勢の概況やコメントなどを紹介する。
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■日本GP暫定グリッド、ポールポジションはポイントリーダーのハミルトン
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この日の午前中に行われたフリー・プラクティス3は朝方の雨によりフルウェット・セッション(写真下)となったが、予選が開始された午後にはおおむね晴れとなり、Q1開始前には走行ラインが乾き始め、Q2とQ3開始時の富士スピードウェイは晴天のドライ・コンディションに恵まれている(全フリー・プラクティスの結果についてはこちらの結果一覧を参照)。
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今回ポールポジションを獲得したのは現在のポイントリーダーであるマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン。7ポイント差のランキング2位につけるフェラーリのフェリペ・マッサは3列目となる5番グリッドだった。以下に、気温は21度〜23度、路面温度は22度から26度、青い空と陽射しに恵まれた午後の富士スピードウェイにて争われた日本GP予選の総合結果(暫定グリッド)を示す。
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1) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23
2) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008
3) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23
4) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28
5) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008
6) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08
7) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108
8) ティモ・グロック GER トヨタ TF108
9) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3
10) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3
11) デビッド・クルサード GBR レッドブル RB4
12) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28
13) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4
14) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30
15) ニコ・ロズベルグ GER ウィリアムズ FW30
16) ニック・ハイドフェルド GER BMWザウバー F1.08
17) ルーベンス・バリチェロ BRA ホンダ RA108
18) ジェンソン・バトン GBR ホンダ RA108
19) エイドリアン・スーティル GER フォース・インディア VJM01
20) ジャンカルロ・フィジケラ ITA フォース・インディア VJM01


■各予選セッション(Q1,Q2,Q3)の結果

予選の3セッションの結果は以下に示す通り。
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Q1
1) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分17秒945(11周)
2) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒071(6周)
3) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分18秒110(9周)
4) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分18秒160(8周)
5) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒220(10周)
6) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28 1分18秒290(7周)
7) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28 1分18秒300(6周)
8) デビッド・クルサード GBR レッドブル RB4 1分18秒303(10周)
9) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4 1分18秒372(7周)
10) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分18秒501(10周)
11) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3 1分18秒559(9周)
12) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3 1分18秒593(9周)
13) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30 1分18秒640(10周)
14) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分18秒684(8周)
15) ニコ・ロズベルグ GER ウィリアムズ FW30 1分18秒740(10周)
16) ニック・ハイドフェルド GER BMWザウバー F1.08 1分18秒835(9周)
17) ルーベンス・バリチェロ BRA ホンダ RA108 1分18秒882(9周)
18) ジェンソン・バトン GBR ホンダ RA108 1分19秒100(11周)
19) エイドリアン・スーティル GER フォース・インディア VJM01 1分19秒163(10周)
20) ジャンカルロ・フィジケラ ITA フォース・インディア VJM01 1分19秒910(10周)
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Q2
1) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分17秒287(3周)
2) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分17秒360(6周)
3) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分17秒462(3周)
4) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分17秒541(6周)
5) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分17秒670(6周)
6) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3 1分17秒714(6周)
7) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分17秒733(6周)
8) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28 1分17秒871(6周)
9) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分17秒931(6周)
10) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3 1分18秒102(5周)
11) デビッド・クルサード GBR レッドブル RB4 1分18秒187(6周)
12) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28 1分18秒274(5周)
13) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4 1分18秒354(6周)
14) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30 1分18秒594(6周)
15) ニコ・ロズベルグ GER ウィリアムズ FW30 1分18秒672(6周)
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Q3
1) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒404(6周)
2) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分18秒644(6周)
3) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒821(6周)
4) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28 1分18秒852(6周)
5) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分18秒874(6周)
6) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分18秒979(6周)
7) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分19秒026(7周)
8) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分19秒118(7周)
9) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3 1分19秒638(6周)
10) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3 1分20秒167(6周)
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■日本勢の概況、ホンダはQ1敗退、好調トヨタはQ3でソフトタイヤに苦戦
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日本メーカーの状況としては、不調の続くホンダ勢は地元日本の予選でも振るわずジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロの2名が揃ってQ1敗退。バトンは湿った路面では好調だったとするもののアスファルトが乾いてからはマシンのバランスが得られておらず、Q1終盤にフロント・ウイングのセッティングを若干改善できたというバリチェロもQ2進出には至らなかった。
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フリー・プラクティスの総合トップにつけていた好調のトヨタは2名共にQ3に進出したが、Q3では燃料を多く搭載した際にソフトタイヤのグリップが得られなくなった事からやや苦戦を強いられており、結果的にはヤルノ・トゥルーリが7番グリッド、ティモ・グロックが8番グリッドの獲得となっている。

■中嶋選手「プラクティス中は好調だったが予選は不本意な結果」
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また、初の母国グランプリを今週末に迎えたウィリアムズの中嶋一貴選手は、Q3への進出はならなかったものの、Q2にてチームメイトのニコ・ロズベルグよりも1つ手前となる14番グリッドを確保。3回のフリー・プラクティスを通してトップ10圏内を維持していた中嶋選手は「プラクティスは全て順調だったが、予選は難しくベストと言える結果にはならなかった。今日の午後の路面コンディションは自分たちの車とあまり相性が良くなかったと思うし、最後のタイムアタックはトラフィックに何度かさえぎられてしまった。明日のレースに向けてはいい戦略を用意しておく必要がある」とコメントしており、プラクティス中の走りを予選では再現できなかった事を残念がっている様子だ。
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■予選トップ5の詳細コメント

最後に、予選上位5名のドライバーコメントを以下に紹介する。
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●ポールポジション)ルイス・ハミルトン マクラーレン・メルセデス MP4-23

普段なら燃料を大量に積んだ時に限界まで攻め込むのは大変ですが、今回は全ての区間で走りがうまくまとまり、いいラップタイムを記録する事ができました。最終コーナーでミスをしてしまいコンマ1秒はロスしたので完璧だったとは言えませんが、内容的には悪くなかったと思います。
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チームはこの週末を通して素晴らしい仕事をしてくれています。今日のヘイキ(コバライネン)と自分のペースがそれを証明していましたね。明日に向けていい戦略もありますから、レースは上位で終えたいですね。
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●2番グリッド)キミ・ライコネン フェラーリ F2008

常に最速を目指しているので完全に満足しているとは言えませんが、それでも1列目に戻ってこられた事は嬉しいです。
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今は自分の車のハンドリングにあまり満足できていません。最良のセッティングを見つけようと今週末を通して必死に作業を続けてきましたが、まだ100%正しい状態は得られていません。ただ、それでも改善は進んでいますし、燃料を多く積んだ時にそれを証明する事はできたので、この流れならレースではいい走りができるでしょう。
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明日は今の仕上がり状況を最大限に活用したいと思っています。自分の目標は今シーズンを可能な限りベストな形で終えて、チームが両方(コンストラクターズとドライバーズ)の世界タイトルを獲得できるようにする事です。


●3番グリッド)ヘイキ・コバライネン マクラーレン・メルセデス MP4-23
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すごくいい予選でした。Q1の時はスピードが得られるまでに少し時間がかかりましたが、Q3では2回のラップ周回を通していい走りができたと思います。Q2でも同様に速く走れていましたが、今回はQ3の走りがベストでした。
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今回の結果にはとても満足しています。シーズン残りの数レースを通してチームは両方の世界タイトルを争う事になりますから、自分自身にとっても、チームにとっても最高と言える結果を残したいです。


●4番グリッド)フェルナンド・アロンソ ルノー R28
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4番グリッドを確保できて満足です。いい結果だと思いますし、これで昨日の作業は報われました。

Q2では少し問題を抱えていましたが、Q3で燃料を積み込んでからは車の感触が良くなったので明日のレースには期待が持てます。現実的に見ても、明日はトップ5入りを目標にできるでしょうね。
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●5番グリッド)フェリペ・マッサ フェラーリ F2008

がっかりです。今日は自分が最速でしたが、悪い状況に直面しました。Q3ではどちらの種類のタイヤからも十分なグリップが得られなくなったんです。
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最初のタイムアタックの時は少し注意深くアウトラップのように走りましたが、序盤の第1区間がうまく走れず、3コーナーでミスをしました。2回目の時は状況が逆になり、コース終盤に入ってからのグリップが全く得られていません。

それで結局5番グリッドになりましたが、あまり楽なスタート位置じゃない事だけは間違いありませんね。レースではなんとか前に抜け出して、年間タイトルのためにも、できる限り多くのポイントを獲得したいです。

いずれにしても、車のセッティングはうまく仕上がっているので、いい戦いはできると思います。1コーナーはハンガロリンクと似ているので、あの時と同じようないいスタートをここでも再現したいですね。

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