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ウェットに満足のレプソル勢、岡田選手「自信すら感じる」
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インテリマーク編集部
  2008年5月31日

ムジェロの高速ロングストレートにおいて、ホンダの新型ニューマチック・バルブ・エンジンのデータ収集、ならびにレプソル・ホンダのレギュラー2名にその性能をアピールすべく、ワイルドカード・ライダーとしてほぼ8年ぶりにグランプリの公式セッションに登場した元最高峰500ccクラス年間ランキング2位の岡田忠之選手だが、初日の雨天によりその試みは2日目以降に先送りとなった様子だ。
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■岡田選手のニューマチック・バルブ・エンジンの性能発揮は2日目以降

この日のレプソル勢のタイムシート上の総合順位とタイムは、ダニ・ペドロサが総合8番手の1分55秒805、ニッキー・ヘイデンが総合12番手の1分59秒436、岡田選手は総合17番手の2分02秒810となっており、日曜日のドライが予想されるレースを前にして初日のウェットでは無理をせず転ばない事を目的に、レプソル勢は慎重に1日目の作業を終えたとしている。
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■午後のセッション終盤に岡田選手は無傷の転倒

なお、岡田選手はこの目的については達成できなかった様子だ。グランプリ・レギュラーとしての最後のレースとなった2000年のフィリップ・アイランドで着用していたものと同じデザインのヘルメットでムジェロに登場した岡田選手は、ニューマチック・バルブ・エンジンを搭載したRC212Vで午後のセッションを終える直前、ブレーキング時にフロントを滑らせて転倒している。


■岡田選手「他のライダーと走っていて自信すら感じる」

しかしながら、岡田選手はあまり転倒の事は気にしていない様子だ。最後の転倒までは非常に調子が良く作業が進んだという岡田選手は、ほぼ8年というギャップが嘘のような、自信に満ちたコメントを初日の作業を終えて以下の通り述べている。
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「転んだ時は新しいタイヤに変えてから2周目でした。まだあまり温まっていなかったのでブレーキをかけた瞬間にフロントからいったんです。あそこまではセッティングも順調に進んでいたんですけどね」と岡田選手。

「最後にGPでレースを走ってからほぼ8年になりますが、今日は好感触が得られていますし他のライダーたちと走っていても自信すら持てますよ。もちろんウェット・コンディションの時はセッティングの違いによる微妙な変化があまり挙動として現れないので、ドライの時にどうなるか様子を見る必要はありますけどね」

「明日はレースに向けてのいいセッティングが見つけられるようにドライになって欲しいです」

■レギュラー2名のマシンも近々ニューマチック・バルブを採用?
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ちなみにレプソルYPFの発表によれば、ヘイデンとペドロサ用のニューマチック・バルブ・エンジンの準備も徐々に進んでいるようだが、2名は今回のイタリアGPでは従来型のスプリング・バルブ・エンジンを使用し、岡田選手の2日目以降の様子を見守るようだ。


■ペドロサ「ウェットに関しては満足、ドライなら完璧なセッティングが必要」

初日はウェット用のセッティングに集中し、ほぼ満足のいく状態にウェット・マシンは仕上がったと述べるダニ・ペドロサは、2日目が天気予報通りにドライになった場合には、この日とは全く別の完璧なドライ用のシャシー・セッティングが必要になるとコメントしている。
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「午前中は半分半分の路面コンディションでしたね。完全にドライでもないし、完全にウェットでもない状態でした」とペドロサ。

「まず最初はウェット用のセッティングから着手しましたが、テストする事がたくさんありました。また、雨が降ったりやんだりで路面の状況が不安定でしたから、色んな種類のレインタイヤもテストしています」

「午後は正しくウェットと言える路面になりましたが、一部のエリアには水がすごく溜まっていて走行はかなり危険でしたね。セッションの終盤には雨が弱まりタイムは上がってきましたが」
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「まだ改善の余地はたくさん残っていますが、もし明日も雨なら自分たちの調子はとてもいいと思いますよ。天気予報通りにドライだったら、セッティングに関しては全く別の状況になるでしょうけどね」

「ムジェロはテクニカルで激しい走りが要求されますから、シャシーには完璧なセッティングが必要です。だから明日がドライならレースに向けて作業はかなり忙しくなると思いますよ」


■ヘイデン「初日は全てが順調だった」

この日の総合順位は12番手となったが、ヘイデンは午後のフルウェットでは2番手タイムを記録しており、初日の作業内容には非常に満足できたとしている。どんな天候だろうとタイムシートの上位を争える時は嬉しいとヘイデンは語る。
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「今日は気象条件を除けば全てが順調でした」とヘイデン。

「午前の終盤の結果だけ見れば順調には見えないでしょうが、これは自分たちはウェットで走行し、他のライダーはスリック・タイヤで走行していたからです。雨が降っていたセッションの序盤はタイムシートの上位につけていたんですよ」

「午後は序盤から最高でしたね。ちょっとセッティングを頑張りすぎた感はありますが、豪雨が収まってからのタイヤとバイクの調子はとても良かったです。雨天用にいくつかの事を試しましたが、最終的にはまさに望み通りの仕上がりに辿り着きましたし、恐らく自分たちにとって最良と言えるセッティングが今日はできたと思いますね」

「もちろんウェット用のセッティングについてだけですが、ルマンの時の事を思えば上位に近いところで順位を争えるだけでも楽しいですよ。これはについてはウェットだろうがドライだろうが、雪が降ろうが、さらに他の天候だろうが同じですからね」

「もし明日がドライなら、日曜日のレースに向けて2時間のセッションを最大限に活用する事が重要になると思います」

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