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| ブリティッシュ・スーパーバイク開幕 清成選手は好調 |
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２００６年３月２８日
MotoGPの開幕戦と同じ３月２６日、イギリスのブランズハッチでブリティッシュ・スーパーバイク選手権（BSB）が開幕レースを迎えた。
ポールポジションはグレゴリオ・ラビラ（ドゥカティー）、２番グリッドはレオン・ハスラム（ドゥカティー）、清成龍一選手のチームメイト、カール・ハリス（ホンダ）は過去最高の３番グリッドからのスタートとなった。
日本の清成龍一選手（ホンダ）は７番グリッドからのスタート。昨年までMotoGPを走っていたシェーン・バーン（スズキ）は清成選手に続く８番グリッド。
天候は曇りで、午後には雨というぐずついた天候となった。全周回数は３０周。
■レース１
開幕初戦の路面状況はドライ。レースは昨年チャンピオンのグレゴリオ・ラビラがリードする形となり、後方では出遅れたカール・ハリスが徐々に順位を戻し、２番手を行くレオン・ハスラムを追走する形となった。
カール・ハリスはその後も好調な走りを見せ、レオン・ハスラムを交わして２位に浮上したが、ハスラムが１９周回目に大クラッシュを喫したためレースは赤旗中断。２０周目での順位がレース結果となった。
幸いハスラムに怪我はなく、彼のチームメイトのグレゴリオ・ラビラが後続と4.2秒の差で開幕レースを制し、２位は好調な追い上げを見 せたカール・ハリス、３位はマイケル・ルター（ホンダ）。
清成選手はハスラムの事故により残り１０周での追い上げを中断させられる結果となり、初戦の表彰台を逃して４位フィニッシュ。
スズキのシェーン・バーンは６位。
■レース２
午後のレース開始時は曇りで路面状況はウェットとなり、各ライダーにとってタイヤ選択の難しい状況となった。清成選手はフルウェットのセッティングを採用し、この戦略は的中した。
レーススタートと同時に清成選手のCBR1000RRは先頭に踊り出て、４周回目には後続に9.6秒の大差がつき、最終ラップまでに２番手と19秒差をつけての単独勝利をあげた。
清成選手の後方にはタイヤにインターミディエットを選択したドゥカティーのレオン・ハスラムとグレゴリオ・ラビラが続き、３０周回のレース終了までこの順位が続いた。
４位はカワサキのクレイグ・コックスヘル、５位には清成選手のチームメイトのカール・ハリスが続いてフィニッシュ。スズキのシェーン・バーンは１１位に終っている。
レース後、清成選手は以下の通りコメントした。
「レース１では表彰台に乗れた筈です。マイケル（ルター）は抜けたと思いますが、もう少し周回が欲しかったのでレース中断は痛いです。
レース２ではタイヤ選択がうまくいきました。今日ここで勝てて良かったです。」
以下に１０位までのレース結果を示す。
−ＢＳＢブランズハッチ レース１−
1, Gregorio Lavilla (Ducati) 15m28.510s
2, Karl Harris (HM Plant Honda) +4.222s
3, Michael Rutter (Honda) +8.758s
4, Ryuichi Kiyonari (HM Plant Honda) +8.891s
5, Jonathan Rea (Red Bull Honda) +12.363s
6, Shane Byrne (Suzuki) +18.556s
7, Michael Laverty (Honda) +18.793s
8, Dean Thomas (Kawasaki) +19.171s
9, Glen Richards (Honda) +19.285s
10, James Haydon (Suzuki) +20.402s
−ＢＳＢブランズハッチ レース２−
1, Ryuichi Kiyonari (HM Plant Honda) 25m39.805s
2, Leon Haslam (Ducati) +19.069s
3, Gregorio Lavilla (Ducati) +19.240s
4, Craig Coxhell (Kawasaki) +21.922s
5, Karl Harris (HM Plant Honda) +23.918s
6, Tommy Hill (Yamaha) +25.842s
7, James Haydon (Suzuki) +48.840s
8, Dean Thomas (Kawasaki) +53.371s
9, Glen Richards (Honda) +1lap
10, Ollie Bridewell (Suzuki) +1lap
（写真提供：スズキレーシング、ドゥカティーコルセ）
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