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    |  | 2007年12月24日 
  MotoGPとSBK共に2007年度中のサーキットでのイベント・スケジュールは全て終わり、後は年明けの冬季テスト解禁を待つばかりとなった。MotoGPレギュレーションにおける冬季テスト解禁は2008年の1月21日、マレーシアでの年明け最初のMotoGPセパン合同テストは1月22日からだ。
 
 ここでは、FIMが現在までに発表しているMotoGPとSBKの2008年度暫定カレンダーを改めて紹介しておきたい。
 
 
  ■2008年のMotoGPはトルコに代わりアメリカで2回開催
 
 MotoGPの2008年シーズンにおける年間レース数は今年の2007年シーズンと同じく全18戦となるが、開催国は若干異なっている。
 
 2輪のMotoGPと4輪のF1の両方に適した数少ないサーキットであり、高速コーナーが多くレースも白熱する事からMotoGPライダーに人気の高かったトルコのイスタンブール・サーキットが、2008年は運営元がF1中心の団体に移った事などからMotoGPカレンダーからは外され、代わりにF1との契約を2007年で失効したアメリカのインディアナポリス・サーキットが、2008年からMotoGPカレンダーにエントリーされる事となった。
 
  ■アメリカでのMotoGP人気を再燃させたいDORNA
 
 ヨーロッパのファンにとっては近隣の開催国が一つ減る事は悲しい事実だが、DORNAをはじめMotoGPに関連する企業はアメリカ市場を大変に重要なものとして捉えており、その思惑もあってか来年からはアメリカでラグナ・セカとインディアナ・ポリスの2回のグランプリが開催される運びとなったようだ。
 
 この影響から、今年は9月に開催されたポルトガルGPはトルコGPの開催時期であった4月に来年は移動し、インディアナポリスGPはポルトガルGPの開催期間だった9月に配置される。
 
 なお、アメリカでのMotoGP市場が再び活性化すれば、アメリカの影響を受けやすい日本のメディアでのMotoGP露出度が増えるケースも考えられる事から、日本のMotoGPファンにとってこの動きはそれほど悪いものではないのかもしれない。
 
 ■開幕戦はナイトレースか
 
 その他の変更点としては、未だに賛否両論あるようだが3月9日に開催されるカタールでの開幕レースがグランプリ史上初の夜間レースになりそうな事、および最終戦のバレンシアGPが11月の第1週目ではなく10月の最終週に移動する事だ。
 
 
   ■2008年度MotoGP暫定カレンダー
 
 以下に2008年度MotoGPの暫定カレンダーを示す。
 
 
  ●第1戦 3月9日 カタールGP(ロサイル)
 ●第2戦 3月30日
 スペインGP(ヘレス)
 ●第3戦 4月13日
 ポルトガルGP(エストリル)
 ●第4戦 5月4日
 中国GP(上海)
 ●第5戦 5月18日
 フランスGP(ル・マン)
 ●第6戦 6月1日
 イタリアGP(ムジェロ)
 ●第7戦 6月8日
 カタルーニャGP(カタルーニャ)
 ●第8戦 6月22日
 イギリスGP(ドニントンパーク)
 ●第9戦 6月28日  ※決勝は土曜日開催
 オランダGP(アッセン)
 ●第10戦 7月13日
 ドイツGP(ザクセンリンク)
 ●第11戦 7月20日  ※MotoGPクラスのみ開催
 アメリカGP(ラグナセカ)
 ●第12戦 8月17日
 チェコGP(ブルノ)
 ●第13戦 8月31日
 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP(ミサノ)
 ●第14戦 9月14日
 インディアナポリスGP(インディアナポリス)
 ●第15戦 9月28日
 日本GP(ツインリンクもてぎ)
 ●第16戦 10月5日
 オーストラリアGP(フィリップアイランド)
 ●第17戦 10月19日
 マレーシアGP(セパン)
 ●第18戦 10月26日
 バレンシアGP(リカルド・トルモ・バレンシア)
 
 
  ■2008年度のSBKは30レース
 
  ヨーロッパで大人気を誇るヤマハの芳賀紀行選手やスズキの加賀山就臣選手に加え、新にホンダに清成龍一選手と青山周平選手、カワサキに玉田誠選手という合計3名の有力日本人ライダーがフル参戦を果たす事になった注目の2008年度SBKは、ラウンド数が今年よりも2つ多い15ラウンドとなり、レース数はその倍の30レースという事になる。
 
  ■インドネシアとモンツァは現在も交渉中
 
 ただし、新たにSBKカレンダーに加わる予定のインドネシアのセントゥール、およびイタリアのモンツァはまだ契約が完了しておらず、場合によっては開催予定が取り消される可能性も残っているので注意が必要だ。
 
 ■アメリカがSBK開催地に復帰
 
  セントゥール以外に2008年から新たにSBKカレンダーに加わる予定のサーキットで既に契約が完了しているのは、ラグナ・セカがカレンダーから外されて以来SBKから遠のいていたアメリカのソルトレイクシティ、ポルトガルのポルティマオ、およびドイツのニュルブルクリンク。
 
 なお、2007年にレースが開催されたイギリスのシルバーストーンとドイツのユーロスピードウェイは2008年のカレンダーからは外されている。
 
 
   ■2008年度SBK暫定カレンダー
 
 以下に2008年度SBKの暫定カレンダーを示す。
 
 ●第1戦 2月23日  ※決勝は土曜日開催
 
  ロサイル(カタール) ●第2戦 3月2日
 フィリップアイランド(オーストラリア)
 ●第3戦 4月6日
 バレンシア(スペイン)
 ●第4戦 4月27日
 アッセン(オランダ)
 ●第5戦 5月11日  ※契約交渉中
 モンツァ(イタリア)
 ●第6戦 6月1日
 ソルトレイクシティ(アメリカ)
 ●第7戦 6月15日
 ニュルブルクリンク(ドイツ)
 ●第8戦 6月29日
 ミサノ(サンマリノ)
 ●第9戦 7月20日
 ブルノ(チェコ)
 ●第10戦 8月3日
 ブランズハッチ(イギリス)
 ●第11戦 9月7日
 ドニントンパーク(ヨーロッパ)
 ●第12戦 9月21日
 バレルンガ(イタリア)
 ●第13戦 10月5日
 マニクール(フランス)
 ●第14戦 10月12日  ※契約交渉中
 セントゥール(インドネシア)
 ●第15戦 11月2日
 ポルティマオ(ポルトガル)
 
 
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