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オランダGP初日、好調ストーナーとパステル調ロッシ
インテリマーク編集部
2007年6月29日

2007年MotoGPシーズンの第9戦目となるオランダGPが、ダッチTT伝統のアッセン・サーキットにて6月28日(木)に第一日目を迎えた。今年のオランダGPもダッチTTの伝統に従い、決勝レースは通常の日曜日ではなく土曜日に行われる。
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決勝日までの2日間は雨になる事が予想されていたアッセンだが、降り続いた雨も朝にはあがり、1日目は終日のドライ・セッションに恵まれている。なお、最終予選の行われる2日目の天候は相変わらず雨が予想されているため、多くのライダーはドライになる可能性が高い土曜日のレースに向けて、時間を惜しんでのセッティング作業とタイヤ選びを行った様子だ。

ここでは、午前にフリー・プラクティス1、午後にフリー・プラクティス2の2つのセッションが行われたMotoGPクラスのオランダGP1日目の情報を中心に紹介する。


■今年も初日に怪我人が発生
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昨年のアッセンでは午前のフリー・プラクティス1でバレンティーノ・ロッシとトニ・エリアスの2名が転倒して骨折するというアクシデントが発生したが、不幸にして今年も昨年に引き続き2年連続してグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスが、午前のセッションで高速走行中に転倒して左足を骨折するという大怪我を負っている。

■エリアスが大腿骨を骨折する重傷

エリアスは午前のセッションにおける自己ベストラップを記録した直後の15周目、昨年にバレンティーノ・ロッシが転倒してエスケープゾーン追加などの安全対策が今年に取られたばかりの左高速コーナーであるRAMSHOEK(15コーナー)で転倒し、アスファルトを滑りながらグラベルに飛び込む過程で左太ももの大腿骨をねじり折る形で骨折した。
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骨折したことがすぐに分かったというエリアスは、痛みを我慢して少しねじれた足を両手で動かしながら、骨を元の位置に戻す努力をしたという。

■当日の午後には緊急手術

エリアスは転倒現場から担架でクリニカ・モバイル内に運ばれ、応急手当を受けた後に、クリニカ・モバイルの責任者であるコスタ医師の同行する救急車でアッセン市内の病院に運ばれており、午後にはねじり折れた骨をネジで固定する外科手術を受けている。

■復帰時期は不明

写真チームはエリアスの完治には3ヶ月の期間を要すると発表しているが、実際のところ、今シーズン中のエリアスのレースへの復帰時期については全く見通しが立っていないのが実情のようだ。エリアスはこの日の手術後に、以下のコメントを発表している。

■エリアス「早く回復してコースに戻りたい」

「骨折したことはすぐに分かった。死ぬほど痛かったけど足を正しい位置に戻すように頑張った。一刻も早く回復してコースに戻れる事を今は願っている。また、色々助けてくれたクリニカ・モバイルのスタッフの方々に、感謝の気持ちを伝えたい」とエリアス。

また、エリアスのチームメイトであるグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリは、「トニの事故には本当に驚いたし残念。彼が早期に回復してチームに戻ってくる事を願っている」とコメントしている。


■フィアット・ヤマハチームがパステルカラーで登場

フィアット・ヤマハ・チームの2名のライダーは、今回のアッセンのみの特別な配色デザインを施したバイクとレーシング・スーツに身を包んで登場している。
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■ヤマハ・ワークスがフィアットの新車発表に協力

このパステル調とイタリア国旗のカラーが入り交じったカラフルなマシンは、メインスポンサーであるフィアットが、1957年の名車を現代風に蘇らせ、7月4日に発売する新しいFiat500の宣伝に、ヤマハ・ワークスが協力しての事だ。

■Fiat500の新バージョン
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写真オリジナルのFiat500(写真右)は1957年の7月4日に発売され、世界中でその人気を博した名車だが、フィアット社はその50周年を記念して、今年2007年の同日に最新技術で新しく生まれ変わった21世紀バージョンのFiat500をイタリアのトリノで発表し、発売する事が決定している。

■パステル調のカラーで1950年代とFiat500を表現

今回のロッシとエドワーズのバイクやスーツの柄をデザインしたのは、今期の多くのMotoGPバイクの通常のカラーリングを手がけている事でも有名なイタリア人デザイナー、先日のカタルーニャではトニ・エリアスのガウディー・イメージのスペシャルカラーも担当したアルド・ドルディ。

ドルディは「チームやライダーたちとこのキャンペーンを分かち合いたかった。明るいパステルカラーでみんなを盛り上げる事ができれば嬉しい」とコメントしている。
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このデザインは、1950年代を象徴するという青と水色とピンクのパステル調カラーの下地にイタリア国旗の3色を加え、50年代の時代背景をモチーフとしたロゴやプレスリーなどのイラスト、ならびに新旧バージョンのFiat500のイメージを配したものだという。

バイクの側面には新車のロゴである「500」の文字が配置され、燃料タンクには新型Fiat500の速度メーターのイラスト、フロントカウルにはフィアット・グループのロゴと新旧Fiat500で共通となる「口ひげ」の名で親しまれるバンパーの形状が描かれている。

■微妙に異なるロッシとエドワーズのマシンの配色
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ロッシとエドワーズのマシンのデザインはほとんど同じだが、それぞれのヘルメットの色を両方のマシンで使い分けた他、ロッシのマシンにはシートの下に今年のムジェロ戦で使用したスペシャル・ヘルメットのハート柄、エドワーズのシートの下には50年代のロカビリー風に加工したエドワーズの顔がある部分など、いくつかの点で異なる。
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■ロッシ「すごく気に入った」、エドワーズ「毎週はちょと」

バレンティーノ・ロッシは今回のデザインについて「サーキットではあまり目にしないようなデザインだし、すごく気に入っている」と述べており、パステル調のカラーを楽しんでいる様子だ。なお、コーリン・エドワーズは「スーツのデザインがいいね。面白いし、他のライダーたちからもいいねって言われた」としながら、「毎週ピンクを着ろって言われたらわかんないけど、一回限りのスペシャルとしては面白いね」と付け加えた。
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■ブリビオ監督「提携関係が良好な証」

また、フィアット・ヤマハのチーム監督であるダビデ・ブリビオは、ヤマハ・ワークスが新車の発売キャンペーンに協力するという今回の試みについて「チームが宣伝の道具になれるという事は、フィアットとのスポンサー提携関係がいかに重要で、いかにうまくいっているかを表すもの」とコメントしている。


■MotoGPクラス、初日のフリー・プラクティス総合順位

以下に、アッセンにおけるMotoGPクラスの初日2回のフリー・プラクティスの総合順位を示す。午前のセッション開始時の気温は20度、路面温度は25度、湿度は48%、午後のセッション開始時の気温は13度、路面温度は26度、湿度は77%だった。
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1) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP7 1分37秒828
2) ランディ・ド・ピュニエ FRA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分38秒040
3) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分38秒114
4) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分38秒148
5) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分38秒221
6) 玉田誠 JPN ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 1分38秒256
7) コーリン・エドワーズ USA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分38秒341
8) ジョン・ホプキンス USA リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 1分38秒436
9) 中野真矢 JPN コニカミノルタ・ホンダ RC212V 1分38秒444
10) アレックス・バロス BRA プラマック・ダンティーン デスモセディチ GP7 1分38秒485
11) ロリス・カピロッシ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP7 1分38秒600
12) シルバン・ギュントーリ FRA ダンロップ・ヤマハ・Tech3 YZR-M1 1分38秒650
13) カルロス・チェカ SPA ホンダ・LCR RC212V 1分38秒733
14) アレックス・ホフマン GER プラマック・ダンティーン デスモセディチ GP7 1分38秒846
15) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキ・MotoGP GSV-R 1分39秒152
16) マルコ・メランドリ ITA ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分39秒259
17) トニ・エリアス SPA ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分39秒716
18) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 1分39秒751
19) カーチス・ロバーツ USA チーム・ロバーツ KR212V 1分40秒835


今シーズンの多くのレースウイークと同様に、この日のアッセンでもトップから1秒以内に13名のライダーが名を連ねるという僅差の戦いが繰り広げられており、レース当日がドライの場合には接近戦のレースとなる事が予想される。

ちなみに、アッセンのサーキットレコード(990cc)は2006年にニッキー・ヘイデンが記録した1分37秒106、ベストラップレコード(990cc)は2006年にジョン・ホプキンスが記録した1分36秒411。


■各チームの状況

以下に、アッセン初日の各チームとライダーの調整状況などを紹介する。

■アッセンでも初日トップはドゥカティーとストーナー
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アッセン初日の総合トップタイムである1分37秒828を記録したのは、現在のポイントリーダーであり、デスモセディチが従来苦手としていた前回のドニントンで今期5勝目をあげたドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。

■ストーナー「もうレースタイヤの準備はできた」

この日の午前中、ストーナーはトップタイムを記録しながらも、若干セッティングには苦戦していた様子だが、午後には全ての問題を解決し、レースに向けての自信を深めている。

写真「理由は分からないが、午前はセッティングに少し戸惑い、あまり自信が持てなかった」とストーナー。

「でも、午後には他のタイヤを試しながら、セッション終盤までに全ての問題を解決できた事で自信が持てるようになった。レース用のタイヤの準備は全て整った雰囲気。用意したタイヤの中で一番硬いコンパウンドを選び、今回のファーステストはそのタイヤで出す事ができたので、レースでの耐久性にも問題はない筈。」

「ここで使ったセッティングはドニントンの時とすごく良く似ている。ピットから出てすぐに使い物になった訳じゃないが、古いコースレイアウトの時みたいに全く異なるセッティングを用意する必要はなくなった。」

「古いコースレイアウトが無くなった事を考えると、今でも残念で仕方がない。あんなに楽しくはもう走れないが、順調に作業は進める事ができた。」

■カピロッシ「16.5インチの方が速かった」
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ストーナーのチームメイトのロリス・カピロッシは、この日はブリヂストンの新しい16インチのリアタイヤと従来の16.5インチのリアタイヤを比較しながら試し、初日の総合11番手となる1分38秒600を記録している。

「今日は何本かタイヤを試したが、まだ自分の欲しいタイヤは見つかっていない。」とカピロッシ。
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「午前に16インチのタイヤを試したが、特に最終区間のコーナーでリアのグリップが足りない感じがする。午後のセッションの最後にはもう一度16.5インチに戻したが、この時の方が感触が良く、バイクのセッティングがタイヤに適していなかったのにもかかわらず、今回の自己ベストタイムはその16.5インチの方で記録している。」

「トップから0.7秒の差は決して小さくないが、まだセッティングの改善余地は大きく残っている。全体的にはいい感触だし、もし明日が今日と同じような天候なら、調整を加える事でもっと早く走れると思う。


■昨年と同様にアッセンで好調のカワサキ
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アッセン初日の総合2番手タイムの1分38秒040は、過去2戦で連続してトップ6以内の好成績を残したカワサキのランディー・ド・ピュニエが記録している。ド・ピュニエはこの日のセッションの大半をタイムシート上のトップで過ごしたが、残り8分のところでケーシー・ストーナーが0.212秒差の総合トップタイムを記録した。

■ド・ピュニエ「ストーナーに抜かれるのは分かっていた」

「すごく満足。午後にはフロントとリアのサスペンションの改善が進んだし、レースに向けてのタイヤ選択も順調に進める事ができた。」とド・ピュニエ。
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「バイクからは好感触が得られている。タイムも良かったし、順位はポイントリーダーに次ぐ2番手だった。セッションの大半はずっと自分がトップだったが、彼に抜かれる事は分かっていた。」

「ただ、今日それよりも重要だったのはいいセッティングを見つける事。今はすごく好調だし、正しい方向性がつかめていると思う。」

■ウエスト「転んだ事が悔しい」

ド・ピュニエのチームメイトのアンソニー・ウエストは、この日の午後にRUSKENHOEKカーブを時速140kmで走行中にローサイドを起こして転倒している。作業が順調だっただけに残念だったとウエストは語る。
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「転ぶまではとてもいい感触がつかめていた。全てが順調だったし、午前に調整を加えていたおかげでマシンの調子が良かった」とウエスト。

「コーナーに進入してからアクセルを開けようとしたところでフロントを失ったので、すごく変な感じがした。原因は良く分かっていないが、1周しか走っていなかったので、多分タイヤの温度が低かったんだと思う。もう少しタイヤの左側面を温めておかなければいけなかった。」

「もちろん残念だったが、少なくともここまでに見つけたセッティングはいい状態にある。」
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■金子テクニカル・マネージャー「予選に期待が持てる」

カワサキのテクニカル・マネージャーである金子直也氏は、この日のド・ピュニエの好調な走りを見て、800ccになってもNinja ZX-RRはアッセンとの相性の良さに代わりがない事を確信した様子だ。

「初日はかなり期待の持てる結果だったと思う。アンソニーの転倒は残念だったが、ランディーは順調に安定したラップタイムを刻んでいた。」と金子テクニカル・マネージャー。

「ランディーのルマンで負った怪我が回復してきた事により、バイク本来の性能を発揮できるようになったんだと思う。それにカワサキのマシンはこのサーキットとは相性が良さそう。」

「去年は中野選手といいレースができたが、今年も同じような状況だし、明日の予選にも期待ができる。」


■2名揃って好調のレプソル・ホンダ
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この日の総合3番手タイムとなる1分38秒114を記録したのは、カタルーニャ合同テストで新型シャシーを手に入れて以来、好調な走りを見せるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンだった。また、ヘイデンのチームメイトのダニ・ペドロサもこの日の総合5番手タイムを記録しており、レプソル勢はアッセンでもドニントンに続き2名揃って順調な様子だ。

■ヘイデン「最初から乗りやすかった」

2日目は雨になりそうなので、ドライの路面が得られるうちにできる限りの周回を重ねたとヘイデンはコメントしている。
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「今日は比較的スムーズに作業が進んだ。マシンは最初にピットを出た直後から調子が良く、ドライのレースに向けてのセッティングはかなりいいレベルに仕上がってきている。」とヘイデン。

「ここではタイヤの選択がすごく重要。明日は天気が悪くなりそうなので、今日は可能な限り多くの周回を重ねた。土曜日にはきっと天気が良くなり、いいレースができると思う。」

「今週はいいスタートが切れた。これから今日集めたデータをチェックして、もう少しマシンの調子を上げるつもり。今日は楽しく走れたので、この調子を明日も持続したい。」

■ペドロサ「ここでは990ccマシンとあまり変わらない」
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チームメイトのヘイデンと同様に、この日のダニ・ペドロサも、ドライの時間を惜しむように大量の作業をこなし、納得のいくセッティング作業とタイヤ選択を行う事ができた様子だ。

「天気予報によると明日はあまりドライの時間がなさそうなので、今日はマシンのセッティングやタイヤの選択など、大量に作業をこなした。」とペドロサ。
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「マシンの調子はここではすごく良くて、去年の990ccのマシンとあまり変わらないように感じる。当然馬力は減っているが、それほど大きな差は感じない。ラップタイムもすでに去年のタイムに近づいている。」

「午前と午後を通してかなり順調に改善が進んだ。午後には少しミスをしてタイムをロスしているので、本当ならさらに速く走れたと思う。今晩もマシンの調整を続けて、天候がどうであろうと明日のセッションに備えておきたい。」


■初日の内容に満足のフィアット・ヤマハ

アッセン初日のフィアット・ヤマハチームは、予想外にドライの路面が得られたこの日の2時間のセッションを利用して、土曜日のレースに向けてのマシンのセッティングとタイヤ選びに集中している。基本的にバレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズの2名は、揃ってこの日の作業内容には満足できたようだ。
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■ロッシ「午前のセッティングの方が調子が良かった」

総合4番手タイムの1分38秒148を記録したバレンティーノ・ロッシは、この日の自己ベストを記録した午後のセッティングよりも、午前に試した最初のセッティングの方が調子が良かったと述べている。

「午後の方がタイムは少し良かったが、午前の方が実際には調子が良かった」とロッシ。
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「午前で使用したベースセッティングはとても感触が良かったが、午後には違うセッティングを試してあまりいい感触が得られていない。タイヤの選択状況はすでに順調だし、ここの低温路面で使えそうなもっとソフトなタイヤもいくつか用意してある。」

「今週はいいスタートが切れたと思う。ただ、まだいくつか改善点は残るので、明日は雨に降って欲しくない。」

■エドワーズ「去年のマシンの状態に近い」

写真昨年は最終ラップのシケインで転倒するまでは優勝目前だったエドワーズは、この日のマシンを好調だった昨年のマシンの感触に近づける事ができたようだ。エドワーズのこの日のタイムは総合7番手となる1分38秒341。

「初日の内容には満足できた。ミシュランは今回もいいタイヤを持ち込んでくれていて、今週使えそうなものは一通りチェックする事ができた。レースに使えそうなタイヤの選択肢は3つくらいに絞れているので、今の段階としては順調と言える。」とエドワーズ。

「今日はバイクのセッティングに2通りの方法を進めてみたが、一方には好感触が持てたので、明日は2台の両方に良かった一方を試してみる。」

「去年のバイクの状態にとても近くなっているし好調。今日は雨に邪魔されなくて助かった。明日も同じように晴れる事を十字を切って祈りたい。」


■期待のアッセンで苦しむ初日のスズキ勢

期待して臨んだアッセンの初日、リズラ・スズキのジョン・ホプキンスとクリス・バーミューレンは、思いの他マシンのセッティングに苦しんだ様子だ。午後の終盤にホプキンスは調子を取り戻し、この日の総合8番手タイムの1分38秒436を記録したが、バーミューレンはブレーキまわりの問題を最後まで解消できずに、1分39秒152の総合15番手と低迷している。
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■ホプキンス「問題は解決済み」

この日は全体的にセッティングに苦しんだホプキンスだが、午後のセッション終盤には抜本的な解決策を見つけた事により、マシンの調子を大幅に改善する事ができたようだ。あと1時間作業時間が欲しかったとホプキンスはコメントしている。
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「正直、午前はセッティングに少し苦しみ、どう作業を進めて良いかさえ分からない状態だった。希望通りのバイクに仕上げるのにはかなり苦しんだ」とホプキンス。

「でも、クルーが頑張ってくれたおかげで目標に近い状態にまでセッティングを改善できた。まだ少しトップとの差はあるが、すぐに追いつけると思う!タイヤについては、ブリヂストンと一緒に頑張ってこのサーキットに合いそうなコンパウンドを一通り試してみた。」

「午後のセッション終盤に大きくマシンを改善する方法を発見したので、昼と夜くらいに状況は変わった。コースに早く戻りたい。あのまま作業を進めていれば大きな進歩が得られた筈なので、今日はもうあと1時間くらい時間が欲しかった。」

■バーミューレン「ブレーキの問題に苦しんだ」
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この日はブレーキまわりなどのマシンの問題を完全には解決できなかったバーミューレンは、もっとマシンの調子は上げられる筈だとコメントしている。

「今日はバイクにいくつか問題を抱えていた。特に大きかったのがブレーキの問題。性能が安定しないのでレバーを強く握っていたら、ちょっと腕上がりの症状が出てしまった。」とバーミューレン。
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「多くの事を試して午後には改善を進める事はできた。セッションの終盤にシャシーが振動するようになってしまったが、原因は分かっているので明日には解決できると思う。」

「もっとバイクの調子を上げられる事は自分もスタッフも良く分かっているので、全力で作業に取り組みたい。」


■コニカミノルタがホンダのサテライト勢の中でトップタイム

この日の16番手となったグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリが「厳しい時を過ごしている。自分の思い通りに乗れないし、バイクからいい感触が得られない。」と繰り返し述べるなど、新型シャシーを投入して調子を上げるホンダ・ワークスのレプソル勢とは異なる状況のホンダ・サテライト勢だが、その中で今回のアッセンでは総合順位でトップ10入りを果たし、急激に調子を上げてきたのがコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手だ。
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中野選手は午前のセッションでは前日の雨の影響で滑りやすい路面に苦しみ18番手と低迷していたが、午後に路面状況が改善されたところで総合9番手タイムの1分38秒444を記録している。

■中野選手「予選とレースでもいい結果が狙いたい」

昨年は2位表彰台を獲得したアッセンが大好きだとする中野選手は、この日はミシュランの持ち込んだ新しいタイヤを何本か試している。マシンのセッティング自体は、サスペンションの調整以外にドニントンの時と大きく変えてはいないという。
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「午前は路面がドライだったのにグリップレベルが全体的に良くなかった。多分昨晩の雨の影響だと思う。」と中野選手。

「サスペンションのセッティングを午後に向けて調整した事でバイクの感触はすごく良くなった。ただ、他のライダーたちと戦うにはもっと大きな進歩が必要。アッセンではいいリズムと一貫したペースが必要なので、明日に向けてさらに調整を進めておきたい。」

「ここは大好きなコースだから、予選とレースでいい結果を狙うのが楽しみ。」


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