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第2戦日本GP初日、低温路面を制したのはロッシ
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2009年4月25日

MotoGP第2戦となる日本GPが、4月24日(金)にツインリンクもてぎ・サーキットにて初日を迎えている。2003年の春に鈴鹿サーキットで開催された日本GP以降は毎年秋に実施されてきた日本GPだが、今年は6年ぶりに春の季節での開催となった。この開催時期の変更と初日の天候が曇りとなった事が影響して、金曜日の気温は昨年の日本GP時と比べて8度低く、また路面温度に至っては昨年の予選で記録した最高温度の41度より19度低い状況となった。

初日の午後に行われた45分間のフリー走行セッションでは、各ライダーはこういった冷たい気象条件に苦しみながらも、当初より翌日の土曜日の天候が雨と予想されていた事から、ドライ路面を最大限に活用してデータ収集に努めた模様だ。ここでは、日本GP初日のMotoGPクラスにおけるフリープラクティスの結果と、一部のライダーのコメントを紹介する。
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■2009年日本GP、MotoGPクラスのフリープラクティス1走行結果

以下に4月24日、気温13度、路面温度22度、湿度52%のドライ・セッションとして行われたMotoGPクラスの結果を示す。
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1) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分48秒545
2) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP9 1分48秒601
3) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 1分48秒965
4) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分49秒382
5) コーリン・エドワーズ USA モンスター・ヤマハTech3 YZR-M1 1分49秒697
6) ロリス・カピロッシ ITA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 1分49秒980
7) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分50秒030
8) マルコ・メランドリ ITA ハヤテ・レーシング・チーム ZX-RR 1分50秒123
9) トニ・エリアス SPA サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分50秒209
10) ジェームス・トーズランド GBR モンスター・ヤマハTech3 YZR-M1 1分50秒342
11) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 1分50秒391
12) ニッキー・ヘイデン USA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP9 1分50秒393
13) 高橋裕紀 JPN スコット・レーシング・チーム RC212V 1分50秒404
14) セテ・ジベルナウ SPA グループ・フランシスコ・エルナンド デスモセディチ GP9 1分50秒538
15) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 1分50秒601
16) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 1分50秒669
17) ミカ・カリオ FIN プラマック・レーシング デスモセディチ GP9 1分51秒643
18) ニッコロ・カネパ ITA プラマック・レーシング デスモセディチ GP9 1分51秒929
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ツインリンクもてぎにおけるMotoGPクラスのサーキットレコード(レース中)は2008年にケーシー・ストーナーが記録した1分47秒091、ベストラップレコード(予選タイヤ)は2008年にホルヘ・ロレンソが記録した1分45秒543。
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低温路面でも好調のフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ「初日トップとなって幸先の良いスタート。カタールではずっと2位だったが2位はあまり好きじゃないね。2日目は雨かもしれないが、ブリヂストンのレインタイヤを試すいい機会になるかも」
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セッション終盤にトップを奪われたドゥカティーのケーシー・ストーナー「気温が低かった事を考えればまずまずの結果。全体的なバイクの感触はとてもいい。リアのグリップはもう少し欲しいがそれについては考えがある」


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ベース・セッティングに自信ありのフィアット・ヤマハのホルヘ・ロレンソ「初日は苦戦する事が多いが今日は最初から調子がすごくいい。ブレーキング時や加速時のM1の感触はいいので、明日は雨が降ってもこの調子を維持したい」


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リズラ・スズキのクリス・バーミューレン「もてぎは過去3年間はあまり得意とは言えないサーキットだったが、今日は大きく改善が進んだ。特にコーナー脱出時の加速が良くなったので、もてぎのロングストレートで効果を発揮している」
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モンスター・ヤマハTech3のコーリン・エドワーズ「今回のセッションでは固い方のタイヤのみを使用したが、タイヤの左側はちょっと固すぎるかも。右側の感触は最初からいいが、左側は十分に暖まるまでは危険を冒す事はできない。一度十分に暖まればその後は良くなるけどね」
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リズラ・スズキのロリス・カピロッシ「金曜日に1回しかセッションが無いのがきつい。気温がとても低かったのでタイヤに熱が入らず、1セッションで1セットのタイヤを使い続けたのにタイヤの左側はまるで新品のようだった!」
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レプソル・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ「ホンダのホーム・サーキットに来れてうれしいし、日本のファンから熱心な声援をもらっている。今日は路面温度が低くてマシンをコントロールするのが難しかった。もっと路面条件に合うようにセッティングの改善作業が必要」
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負傷中の左膝がさらに回復したレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ「今日はセッティングが間違った方向に行ってしまった。明日はおそらく雨が降るので、日曜日のレースがドライになった場合に備えた作業時間はあまり取れそうにないが、このまま作業を続けて明日どんな結果になるか見るつもり」
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胸の縫い傷がまだ完治していないドゥカティーのニッキー・ヘイデン「路面は最初はものすごく滑りやすかった。寒かったし湿度もあったので今にも雨が降りそうだった。明らかにラップタイムは良くないが、周回を重ねる毎に改善は進んでいるし、レースに向けての基本的な方向性は分かったので満足」


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セッション中盤でハイサイドを喫して転倒、左足首を捻挫したプラマック・レーシングのミカ・カリオ「何が起こったか分からないが、加速もしてないのにリアのコントロールを失った。左足首を強打したが今のところそれほど深刻な怪我ではなさそう」

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