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ストーナーがついに左手首を手術、無事に退院
  2008年11月1日

今年のシーズン後半戦だったサンマリノGPのレースウイーク中に左手首にある古傷の骨の一部が突然剥離、その痛みに苦しみ続けながらも手術を受ける事なくその後の全6レースに出場したドゥカティーのケーシー・ストーナーは、バレンシア合同テスト最終日の2日後となる今週の木曜日に、ついのその手首の手術を受け、昨日の金曜日の午後には無事に退院している。
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■ストーナーがついに左手首を10月30日に手術

ドゥカティー・コルセの10月31日の発表によれば、2008年シーズン最終戦翌日の10月27日にドゥカティーの2009年型マシンであるデスモセディチGP9に乗ってバレンシ合同テストの1日目に参加、その日のトップタイムを記録し、テスト2日目は悪天候のために走行をキャンセルしたストーナーは、その翌日の水曜日にはドゥカティー・コルセの本拠地であるイタリアに移動し、さらに翌日の木曜日となる10月30日にはイタリアのモデナにあるポリクリニコ大学病院にて、ようやくシーズン中に悪化した左手首の古傷の手術を受けている。

■サンマリノGP以来、左手首内に骨の破片が浮遊、他にも完治していなかった古傷

サンマリノGP以来、ストーナーの左手首内には、2003年に骨折した際の手術により固定した筈の骨が再び割れてその破片の2つが浮遊し、小指側付け根付近の骨に接触していた。また、親指の付け根付近はやはり2003年の手術時にコの字型の針金(ステープル)を挿入して当時骨折した舟状骨(手のひらの骨)を固定していたが、この部分の骨の接合面についても回復は進んでおらず、完治する事なく分離していた。
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■数ヶ月に渡り治療方針を慎重に検討していたドゥカティー・コルセ

このストーナーの手首の状況を知ったドゥカティー・コルセは、2008年シーズンの終盤だったここ数ヶ月に渡り、彼らが最も信頼する医療コンサルタントであるイタリアのボローニャにあるリッツォーリ病院のファビオ・カターニ教授と治療の方針を相談、この日の手術に至っている。

■2003年の骨折箇所から針金を摘出、代わりに骨を移植しネジ止め

このカターニ教授のアドバイスを受け、今回の手術を担当した整形外科手術と手の手術の専門家であるポリクリニコ大学病院のアントニオ・ランディ医師は、この日の手術を始めるにあたり、まずは浮遊した小指側の2つの骨の破片を内視鏡で取り出し、次に手のひらの親指側に2003年に埋め込まれた針金を除去、その後に2003年の手術時から接合が進んでいない親指付け根付近の骨折箇所に別の骨を移植し、最後にそれを骨の自然治癒を促進するネジ止め方法として知られるハーバート・ボーン・スクリュー・システムにより固定した。


■リハビリは数日中にスイスで開始

ストーナーはこの日の手術翌日の10月31日午後には病院を退院、現在は住居のあるスイスに戻っており、数日中には今後の冬季テスト活動の再開に向けてリハビリを開始する予定だ。

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